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通じない英語?

2025.02.16

通じないと言ってもいくつか原因があるけれど、まず第1に日本人が英語だと思って日常的に使っている英語?のような言葉がある。以下に実例をあげて見ると....

フライド・ポテトがある。英語のfried potato(油で揚げたジャガイモ)という意味で日本人が作ったことばだ。日本ならどこでも誰にでもわかるけれど、英語圏の人間に言うと「エッ..?」という顔をされるから注意だ。

英語ではFrench fry(フレンチ フライ)としか言わない。

次にツナはどうか。これは英語の読み方の間違いが原因と思われる。英語でtunaと書く。発音は「テューナ」である。ちなみにtunaはマグロの意味だけれど、ヨーロッパを先祖の国に持つ英語圏の人間は先祖が牧畜で暮らして来たからサカナに関する単語や表現が驚くほど少ない。友達のAmericanはCalifornia出身だが「クジラ(サカナではないよ)・サメ・マグロ」しか知らなかった。学歴は関係ないようだ。

以前HawaiiのHonoluluのrestaurantで日本人の観光客が「ツナサラダをお願い!」と言って店の従業員に通じない現場を見たことがある。従業員が同僚とこの話をしてクスクス笑っているのを見て義憤に駆られた。バカにするなよ!

アルミニウムの話がある。

私も高校をでるまで日本語のアルミニウムが英語だと信じて疑わなかった。これはNew Zealandの友人に指摘された。何かのことで日本ではアルミニウムの原料が全く採れないからボーキサイト(原料)は100%輸入しているんだよ...という話のなかだった。

私が「アルミニウム」と言ったら友人が' What's that?(それは何だい?)'と来た。
よくアクセントが違うよ..と彼らにからかわれていたから、3回アクセントの位置を変えて言ってみたがまったくダメ。

頭に来て「元素記号は世界共通だろ...ALのことだ!」と声高に言ったら嬉しそうに' Oh you said aluminum(あー アルミナムのことなの?)'だそうだった。

考えて見れば思い当たるが、日本では国語的に外来語はカタカナで書くことになっている。そしてその多くを英語と勘ちがいしてないだろうか。

明治時代になって急速に欧米に追い付こうと考えた明治政府は各界の最も優れた国の情報・文化・技術を原語で取り入れた。医学・法律はドイツに学んだ。アルミニウムはドイツ語だったのだ。なんで中学や高校の理科や英語の先生は教えてくれなかったんだ!

あと...バレンタインデーも日本でやっているのは本場のアメリカとは真逆だ。男の子が好ましいと思う女の子にお小遣い程度のpresentをする....おおくはハンカチだったり暖かい手袋だったりだ。なんでchocolateなのか?ホワイトデーなんて存在しないし...

プラスアルファ...も誰かがアメリカで見まちがって日本に持ち込んだ誤用法だ。英語にある表現だと思って使わないこと....必ず彼らは嬉しそうに' What' that ?'と言うから。

切りがないのでこの辺にしよう。これらは英語の授業中に小話として言ったら高校では生徒たちが実に真剣に聞いていた。

(8) 於鹿鳴館貴婦人慈善会之図 (早稲田大学図書館所蔵)


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