進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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今日のアジ....
2025.01.13
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諸般の事情で駿河湾沼津のマリーナから移転した。同じ駿河湾だけれど今度は漁協に加入してたので内浦漁協直営の駐艇場になった。ここは自分のフネの母港...home-portだ。
あと地元の伊東にもフネがある....これは友人が漁船を買ったことに話が始まる。
友人は私と同じ1級の船舶操縦免許。今までは伊豆諸島にまで行ける大型のフライブリッジのクルーザーを操縦していた。一方で小型の漁船操縦はまったく自信がない...とのことで私に話が回って来たという訳である。
まあ..考えようによっては西伊豆と東伊豆の両方にフネがあって自由に24時間出港できるのだ。ところがお互い仕事をしているからフネと釣りを優先はできないという現実がある。土日と祭日限定になるのは仕方ない。
さらに一般の方にはわかりづらいのが「海況」である....陸上の気象とは異なる。海の上には遮蔽物などないから、海関係の人間が毎日情報を精査して心配するのが「風」である。天気がどんなに良くても強風の海上はトンデモナイことになる。
だいたい風速5mが限界だ。風向にもよるけれど....波がしらが砕けて白く見える状態「ウサギが跳ぶ」になると漁船も母港へ逃げ帰る。これが過ぎると命が危うい。
なので「限定された出港日」で「海が穏やかな日」にようやく安全な楽しい釣りができることになる。
前置きが長くなって失礼。
というわけで、今日は伊東新井漁港の出港は4回を断念した....その果ての5回目の出港。
しかもピンポイント海況予報で2時間しか「海」は持たない。
私が舵を握った船頭なのだ。安全第一を念頭に伊東湾のポイントというポイントをすべて回った。どれもどこも魚探の反応はイマイチである。
もう最後.....伊東港外側に位置する「白灯台防波堤」から初島を結んだ直線状に地元の漁船が良くいるポイントを思いだした。
ヨーシ!!伊東マリンタウン沖から全速力でエンジンも砕けよとばかりに....風に逆らい海上を飛ばす....あと30分で日没。
うろ覚えのポイントにカンを頼りで接近。人間のカンは数学の最大公約数なのだろうか。
GPSが「ここだ!」と言うポイントに近づいたらしい。
人工衛星GPSの電波誤差は海上で20mくらいか....と思う。
魚探の魚群センサーがけたたましくなりだした。
「急速潜航!魚雷戦用意!」......?
反応Active...のなか自分には自分でどうしようもない記憶が蘇る。
瞬時80年前の潜水艦戦が頭をよぎるのだ。祖母の弟はイ号潜水艦の通信士官だったが、ガダルカナル沖で米駆逐艦と戦闘....未だ帰らない。その英霊の血をひく自分だ...
現実に帰る!
「ハイ。仕掛けを下ろして。水深40m。食いダナは30m!...急いで!」
ここからは...入れ食い。お客に釣らすには船頭は魚探を凝視して...黙ってアジの群れにフネをとめるのみ。
自分が釣ろうなんてトンデモない。
10分間くらいが今日の釣果だった。
アジ4匹+ソーダガツオ1匹
釣りは極めて人生そのもののようだ....と思うのは自分だけだろうか。
最近..私のブログを見ました...といって「実は投資になるお話がありまして...」という連絡が頻繁でこまっています。
そんなに「お金・利益」になるならアナタがなさったらよろしい....」「いえ、自社の投資物件には社員は手出しできないので....」と来た。
カタチやお金に表せないものにこそ究極の価値があると思いませんか?....私が日々求めているのはそれです....と言うと。
あとはご想像にまかせましょう。
如何に多くの情報を得ようとするか....ではなく情報の洪水のなかに如何に自分を見つけるか...ということこそが大切な今になったと考えることこそ大事なのかもしれない。