進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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貯金...勉強
2024.12.20
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貯金と勉強なんて何の脈絡もないと思うが。
最近の若者が瞬間的に使うことばには文法も敬語法もない。
時流に乗っていると言うか...驚くほどピッタリだが、昭和の世代にはビックリだ。
だが...である。
一方において高校から先の勉強というと、そうは行かない現実がある。
その現実とは何か?
それはすべてを可能にする基礎学力だ。
根になるのは小学校の...それも4年生くらいから6年卒業までの国語+算数なのだ。
人生で初の修行の3年間かも知れない。
この3年間にどれだけ落ち着いて「本を読んだか」集中して「算数をやったか」
その貯金?で中学校の勉強はすべて難なく理解できる....
極言かも知れないが、もう40年以上塾をやって来てさまざまな生徒を見て来た結果、確信をもって言える。
公文だ..大手学習塾だ...個人指導だ...最後は家庭教師だ。
親はとことん心配する。可能な限りお金をかける...が結局は「基礎学力があるか」「本人に勉強したい気力があるのか」にかかっている。
この基礎学力は人生の基礎をつくる宝物に等しい。
その時間のもつ価値が家庭の中で共有されていないとどうなるか。
子どもにとって一番大切な学力の定着を確認もせずに...「家族でディズニーランドへ行こう」「大会が近いから部活が大事..」「土曜日には皆で焼肉に...」となる。
それを家族で楽しむのが何故悪いのか....と考えてしまうことにすべては集約される。
家族の和...楽しいつながりは何にも代えがたいほど大切だ。
ただ...後になって子供の学力不足や成績不振を嘆き悲しむのなら、なぜその前に事実を直視せずに「先送り」して来たのか...と言うことを考えて頂きたい。
その時になって学校や教員の具体的な努力不足を追及してみたところで失った時間は帰っては来ない。
学力の貯金が足りないと自覚できたなら。
今でも遅くない....あなたが成人に達したそれ以上の大人でも、もう一回勉強してみたらどうだろうか。
私は人間、命ある限り勉強するものと考えている。勉強しないことの方が恥なのだ。
英語でも It's never too late. と言う。