進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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極楽とんぼ....
2024.11.01
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極楽(ごくらく)とは仏教で言う天国。そこに棲むトンボは誰にもつかまらない....周囲にどんな危険があるか、一歩外へ出たらどれほど外敵がいて命を狙われるかさえ一切気にしない。気にしないのではなく..意識的にか無意識にか知らずまた知ろうとしない。
Wikipediaによると以下のごとしである
ごくらくとんぼ【極楽蜻蛉】
事の重大さにまったく気づかず、のんきに構えている者のこと。
注記 :極楽にすむトンボの意で、極楽では捕まえられる心配がないのですいすいと飛んで
いるということから。そのような者を軽くあざけるときに用いることば。
「日本人は極楽とんぼですね」.....もう20年以上も前になるが日本に長く滞在している友人のAmericanに言われたことを今でも思いだす。
彼は高校のALT(外国人英語教員)だった。アメリカの大学で日本語を専攻して4年間学び学位も持っている。長い間 友人として付き合って一般教養も十分にあり、アジアの歴史....特に近代アジア史にも詳しい。
長い間 私はいろいろなAmerican(アメリカ国籍)と友人として交際して来た。初めに就職したのが私立の英語学校だったから若い私は英語圏からやって来た様々な教師たちにかかわってモミクチャの状態だった。
私も20代の若さのころだったから、彼等との付き合いは公私にわたって本当に楽しかった思い出だ....でもその中で、本国の大学で学び熱意をもって来日して日本人に語学としての英語を教えようとするnative(英語圏の人間)と...単に日本に来て観光しながら1年くらいで帰国するくらいの気持ちの人間とがいることに気がついた。
私が今でも得難い友人と思っている彼はアメリカの大学で「歴史と日本」を全力で学んで日本に来た。そこが他のALTとは全く異なっていた。
彼の日本....殊に今の日本人に対する分析には驚き...悲しかった。
以下
日本は江戸時代から明治になって本当に「ヨーロッパとアメリカに追いつこう」と信じられない努力を続けました。その結果、アジアとアフリカに欧米の国々が植民地を作り本国の利益になるような植民地経営をしたことは事実です。日本はこれに気づき植民地解放のため戦争をしたと考えます....結果あの太平洋戦争に敗れアメリカを主体とする連合国に都合のよい国になりました。
それは「戦争を二度としない国。平和を最高のものとする国」...それは戦争が終わったばかりの時にはベストの選択だったのでしょう。でも80年近くの時が流れて今の世界情勢の中で「平和がベスト」「戦争は反対」と言い続けることがイイのでしょうか?
これはとてもciviian(民間人)の自分には言いにくい事実ですが....太平洋戦争の終結後に日本各地の多くは旧日本軍の基地・港湾にアメリカ軍がそのまま在日米軍として残ったから、その軍事的安定の中で日本は「他国からの侵略」を心配せずに貿易を中心とする経済だけに力を注げたからこそ繁栄して来たのではないですか?
残念ながら、今の日本人の中でどれだけの人間がその事実を知っているのでしょう?
アメリカは日本を民主的で親米(Americaと仲良くやっていける)的な国として戦後の基礎を作ったのです。そのためにアメリカは経済・人材の多くを戦後の日本に送って来たのです。
今の日本は 日本人はどうですか....
ウクライナがどうだろうと北朝鮮が何で派兵するのかも...イスラエルとパレスチナに続く戦争のニュースを聞くたび 何も世界情勢の複雑さも歴史の重さも学ばず...
ただただ....「何で戦争なんてするの?宗教なんてわからない!」で終わり。
日本の今の平和が過去の歴史の積み重ねと...どれだけ多くの人命を犠牲にして成り立っているのかなど全く考えない。考えることさえ....ヘンだ。そんなのは右翼か変人だ。
スポーツの野球とかサッカーでどこが勝ったか?時給がどれだけ上がったか?なんてことの方がよほど関心がある。
これが 言われて頭にくる「ゴクラクトンボ」である。
憲法の「戦力不保持と戦争放棄」だけが昭和20年(1945年)からの日本の平和を維持して来たのか。
考えたくもない....想像もしたくないだろうが世界の中の日本、歴史の中の今の日本をじっーと見つめてほしい。
いつの世にも...時の政府は「ウソ」を言う。
真実は自ら学んで見つけよう。
私は外国人の友人に指摘されて悲しかった....