進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
今日の海
2024.08.03
-
今日はそもそも「大潮」だったから....「大潮に大釣りなし」と言われるようにあまり釣れないだろうと考えていた。
海は6時間ごとに海面が高くなったり低くなったりする。これを潮の満ち干と言うのだがこの差が一番大きい状態の数日間を「大潮」という。
今日の海はまさに大潮....海全体が川のように流れている。最も早い時は....そう自転車で早めにこいでいる時と同じくらいの速さになる。ここでサカナを釣ろうとフネから仕掛けを下ろすと海面に対してまっすぐにおりて行かない。
斜めに糸は出て行く....水深35mなのにリールからのは既に50m出てやっと着底。
アジ釣りの仕掛けは潮に流されてしまい彼方にあり....そこにいるアジを如何に釣るかという問題になる。フネに固定された魚探は「フネの真下」を見せるだけ。大潮の時の斜めに仕掛けが出ていく先までは当然ながら表示できない。
オマケに....である。大事にしていたGPS(クルマでいうならナビ)がとうとう寿命らしい。
こうなったら「山をかける」しかない。いや、高校の時の試験対策ではないけれど。
GPSなんかない遥か以前の漁師たちが行ってきた海上の1点....ポイントを探す方法がある。フネで沖へ出て「....山の頂上と....岬の重なるところ」というような海の上の1点を探り出す方法だ。これを「やまだて」と言う。
GPS(クルマのナビ)が完全にアウトになった今日は.....過去10年間くらいのイメージで沿岸に近づき本能的に山ダテをやってみた。
概算だけれど10mは狂っていなかったんじゃないかな。
それが証拠に大潮で釣りづらいのにキアジ30匹とワカシ(ブリの小さいの)が4匹の漁獲だった。
さあ....今日は早く上がって温泉に入って美味しいサカナで飲もう。
帰りの伊東までの運転は眠さと疲れとの闘いだけれど、何事も試練か。
上空からの淡島。島の西端沖がポイント
駿河湾は急深。島の斜面の角度で海底に向かって深くなるんだから...なるほどだ。
石を投げたら水深100mはウソじゃない。