進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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Assassination
2024.07.21
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暗殺を意味する英語は' assassination 'なぜかSが多い。暗殺するという動詞の' assassinate'の名詞形だ。しかし、歴史をたどれば ' The Assassin'という暗殺集団があった。これは十字軍の兵士を専門に暗殺するイスラム教の集団のことだ。
アメリカでトランプ前大統領が暗殺犯に狙撃され、一歩手前で暗殺を免れた。右耳を貫通する負傷だった。気になったのは使われた銃だ.....またしてもAR-15だった。
日本人であまり銃器や兵器に詳しいと、もうそれだけで変人とか危険人物扱いされるから困る。バラエティーのバカ番組を見て大笑い...麻雀やゴルフ接待をそつなくこなし。家庭にあっては妻にやさしく子供を叱らない良きパパが好まれる。
こうして一国は亡びてゆくのだろう....
私などAR-15と聞いただけで「ああ軍用のM-16の民間版か」とすぐ考える。連射できる自動小銃か数発だけ連射可能な半自動小銃か....の違いだ。
アメリカは歴史的に民間人の銃器所持を完全禁止できない国だ。日本のメディも学校教育でもこの点の一切を教えない。同盟国の恥とでも日本政府は考えているのか?
アメリカは建国当時から北アメリカ大陸の東海岸に入植した英国人が中心となって「西部開拓」を押し進めていく中で、アメリカ先住民(インディアン)...オオカミ・グリズリーと呼ばれる北米クマ・ピューマなどの野生動物から自身と家族の生命を守るために銃を必要とした。
西部開拓精神は英語でfrontier...というが、開拓がカリフォルニアの太平洋岸に達したところで終わるハズだった....が終らなかった。自分と家族の命を守るために必要な銃器'Gun'も無くせなかった。
気が付いた時には銃器製造の会社が発達し、そこで働く従業員の生活も守らなければならない社会構造が出来上がっていたのだった。日本では想像もできないが「過去に犯罪歴や警察による逮捕歴がない法定の年齢に達した」アメリカ人は簡単な講習を受けるだけで銃器の所持が認められる。それは護身用の拳銃(pistol)...狩猟用の(shot-gun)....そして何年か...無事故無違反なら究極のライフル(Rifle)所持可能な免許となる。
日本にいては信じられないくらい....アメリカでは簡単に銃は手に入る。アメリカには日本のような中学校や高校はない。洲によって違いは有るが日本の中学と高校を一緒にしたような学校が' high school'と呼ばれる。13~18歳の微妙な年齢である。
言葉を選ばなければいけないが.....女の子は純潔を守るためにやむを得ず銃器を持つ場合が少なくない。それはバッグに入れておけるサイズのピストルだ....Saturday Night Specialと呼ばれる38口径の護身用単発ピストルである。
以上は私が若いころから友人のAmericansから聞いた話である。
日本では考えられないし、信じられない銃社会がアメリカには存在する。この事実を日本の多くの人間は知らない。
今回のトランプ前大統領の暗殺未遂事件もここにその原因がある。
全米ライフル協会をご存じだろうか。
聖書のように所属会員が言う「銃は人を殺さない.....人が銃で殺すのだ」
英語からの翻訳である。
戦争とか銃器・兵器と聞いただけでステレオタイプに拒絶反応をするのが....お利口で平和を愛する日本人と教え込まれたら....聞いて聞かぬふり....見て見ぬふりをして終わりだ。
英語をどれほど勉強しようと発音がnativeなみになろうと...それでおしまい。
それでイイのか?
あなたは何人?
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