進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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船舶検査....?
2024.06.28
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船舶検査は「船検(せんけん)」とも言う。
陸上のクルマなら車検だから、その海版と考えてよい。自分のフネは沼津のマリーナに置いてあり普段は駿河湾の航行と釣りが主な目的なのだが 今回友人が中古の漁船を入手することになり、このフネを整備して漁船登録を抹消してプレジャーボートに登録しなおして第一回の船舶検査を受けることになった。
友人のAさんは地元で自動車会社を経営している。奇しくも私と同じ免許過程で若い頃に船舶操縦士4級を先ずとってから勉強して2級に。さらにステップアップ試験制度の「試験」を合格して船舶操縦士1級の保持者だ。
ただ....Aさんは大きなフネしか知らない。バブルのころ不動産会社が顧客の接待のために東京湾岸のマリーナに置いていた「クルーザー」のような....船体の操縦には慣れていたのだったが。
まして今回のような昨日までサカナを獲っていた小型漁船の操縦はまったくわからないと言う.....
という訳でほぼ同じようなフネを扱っている自分に依頼が来た。
はじめに船検(船舶検査)だが.....キホン「漁船にあまく プレジャーボートにはキビシイ」と考えてまちがいない。
今回の「漁船→プレジャーボート」の場合の船検に立ち会ってつくづく実感した。
夜明け前の出漁を考えていたので「夜間航行」の許可を申請したのだが、今までそのままの漁船の灯火ではダメだと検査官が言う.....
「今までよくてなんでこの状態でダメなのか?!」と言うと。
「この船はこれからプレジャーボート登録になるのでその基準ということです」とのこと。
問題になったのはフネの両舷灯と航海灯(マスト灯)の間が1m空いているかいないか。
だった。
あと救命胴衣(Life-Vest)が桜マークで法定年限以内の製品かどうかまでチェックされたには驚いた。
残りは「救命浮環・黒色球・信号紅炎・緊急工具」などがそれぞれフネに積んであるかどうか。特に信号紅炎はクルマに載せてあるものとはまったく異なるので注意が肝心だ。
6年に1回の船検 3年に1回の中間検査がある。