進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | 冬の夜空

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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

冬の夜空

2024.02.15

昔から夜空を見上げていたことを思い出す。何故かわからないが、美しく晴れ渡った冬の夜空ほど美しいものはないと。そう.....幼稚園に入る前のまだ幼児のころから感じていた。

父の背中におぶさって私は真冬の夜空を見上げた。永遠に深く果てしなく広い...何かの神秘を思わせるほど美しかった。それは同時に恐ろしさ さえ感じるくらい人間の力を超えた「美しさ」として幼児の自分瞳に移ったことを思い出す。

祖父は苦労人だった....外房の片田舎に生まれ育った。もちろん半農半漁でやっと生計を立てている実家に育って、明治の青年のうち心ある者はみな「青雲の志(こころざし)」をいだいたものだ。

かつての文部省唱歌「ふるさと」の中に.....♫ 志を果たして いつの日にか帰らん ♫
とあるけれど。

その祖父は何故か自然の美しさに強く惹かれる人間だった。

ウチの母と祖母が「日本橋の三越に買い物に行きからから...」と言うと祖父は絶対に行かない。何もせずに自宅にいるか、父と私が行く「釣り」に同行するのだった。

明治の御代に東京に出た祖父には故郷の千葉県外房の「御宿(おんじゅく)」の山河が.....故郷の自然が懐かしくてたまらなかったのではないか。

もう半世紀も前の厳しい冷え込みの海を思いだす。

あれは真冬の千葉県外房....勝浦港の防波堤の上で釣りをしていた時だった。

冬に珍しく無風状態。

勝浦の海には波ひとつなかった.....凍えるような寒さ。

まるで鏡のような海面に.....なんと星座が映っているではないか!

これを「美」....' Beauty'と呼ばず何と呼ぶのか。

小4だった自分は あまりの純粋で...透明.....Clear...だった。

その夜空こそ

満天の夜空

そのあとの何百人......或いは何千人に

見た者の心に深い影響を与えた。

それだけでよいのではないか。








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