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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

インバウンド外国人

2024.01.18

コロナが一段落(?)してインバウンドの外国人で各地の観光地がにぎわっている。しかし、日本人のわれわれが好んで行く国内の観光地ではなく、世界遺産に認定された地域や歴史的な何かがあるところのようだ。少なくとも東京DSLや大阪USJではない。

昨年の11月末から12月にかけて40年来の旧友・恩人を訪ねて京都に滞在したが、名のある神社仏閣は外国人観光客で埋めつくされていた。特に東山の清水寺は参詣の石畳の道を上がるのに「人間の渋滞」で身動きが取れなかったのには驚いた....自分以外はすべて外国人ではないかとさえ思えるくらいのinternational jam(国際的渋滞)だった。

聞こえてくる英語...インドやオーストラリアの特徴あるアクセントの英語もありアメリカンや...TやPがキンキン響くイギリス英語も...頭がクラクラしそうだ。フランス語・ロシア語・ドイツ語...はそれぞれの語だな、と判別できるだけ意味はまったく不明。言葉が通じないとはこのことか...

そして彼らの多くは「和服・着物」を着ているんだからさらに驚く。さぞ..身動きが不自由だろうに。どうやらレンタル着物の業者がいるらしい。3時間~1日で着付けから草履・扇子など付属品までを貸し出すそうである。ちなみにカジュアルな洋装の普段着で参詣しているのは私も含んで日本人ばかりだった....なにかヘンだぞと思う我々の表情を見て和装の西洋人(?)は嬉しそうだ。

インバウンドで潤うのは観光業に代表される第3次産業であるが、データをみてうなずいたことがある。それは彼らの来日にかける意気込みだ....日本に1週間を家族で滞在なんて言うのは普通だ。10日~長くは2週間14日間を一か所で或いは移動しながら宿泊する。

何と言うか...彼らの来日・滞在はとても単なる観光ではない。それは前もって計画し準備した旅行。凄い人になると地元の大学で「日本講座」を1年くらい学んできた人もいる。

要するに「時間をかけ・勉強して・滞在費を準備して...」来た上での来日なのだ。意気込みが違うと私は個人的に感心する。

わが身として考えた時にだが、果たして日本人の我々が国内・海外は別として...旅に出る時の準備をここまでするだろうか?自分や家族の旅行の意味を考えて、前もっての準備はさることながら、旅行先についてその「地理・歴史」や「....その重要性が何故なのか?」までを考えるだろうか。

彼らは「考える」。

彼らの全部がそうでないとしても....そう思って来日する外国人は多い。

私たちのように、前日ギリギリまで仕事をしていて夜に現地のホテル着。
ご馳走を食べて飲んで....翌日に有名スポットだけ訪れて...その事実だけ残す。
これが普通で一泊二日。余裕があっても二泊三日だろうか。

根本的にインバウンド外国人の彼等とは「旅」についての思い...或いは根本的な価値観がわれわれ日本人とは違う。

閉話休題であるが.....

私たちは気づいていない。他国外国からそこまでして時間と費用をかけて来ても..なお余りあるくらいの何かが日本にはある。

他にはない...。

世界のどこを探しても見つからない「何か」があるという事実を。

それは形にもならず、言葉でも表せない....何かだ。
何か「価値ある」もの。

彼らの言葉でいうなら....." It' s something valueable."
現金でいくらなのかわからない。他の何にも替えることができない「何か」

「おもてなし」「他者を思う気持ち」「自分を後にしても相手を優先する...謙虚さ」

その価値と重み....さらには貴重さに気づくからこそ外国人は日本に来るのだろう。

逆にそれが理解できないままインバウンド外国人の落とす「経済」にだけ目が行く日本人の如何に多いことか。彼らはそういう日本人を嫌悪する。

その事実には反論できずそれ以上を言えないなら....

彼らにそう言われるたびに私は悲しい。

オレは違うよ!






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