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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

受験前夜

2024.01.12

毎年のことだが、中3・高3の塾生たちは受験の直前だ。 高3の諸君は別として、問題は中3である.....

親御さんも本人も果たして「志望校に受かるのか?」とただそれだけを心配して夜も眠れない。かつて、私も2人の子どもを育てて来たからその悩み苦しみは手に取るようにわかる。親は子供の将来の幸不幸を思う時、正常ではいられない。

ただ....私が思うのはそこまで思ってもらう子ども本人はどうなのか...という問題である。親の心配をよそに勉強と言えば「1P」...(中学校で出す最低限度の宿題:「何でもいいから1ページ」自宅で勉強しなさい)しかやらない。1Pを終わったらあとはスマホかタブレット....またはパソコンのゲーム。それにあきたらスマホのLINEだ...「いま 何してる?」から始まって友達との会話が果てるともなく続く....明け方までも。

翌日は睡眠不足。ボーッとした頭のまま1時間目が始まる....

この現実に気が付く親は少ない。

これで学力がつくのか。

塾に来た時だけ、塾の授業時間中だけ勉強する(?)......自宅では1Pだけ。

英語なら.....be動詞と一般動詞の区別もあやしい。不規則動詞の変化も覚えない。
数学なら.....小学校の分数の通分や少数の計算ができない。体積・面積の計算がダメ。

信じられないが「足し算・引き算」ができない状態の生徒がいる。一体....今まで何を勉強して来たのだろう?はたして部活に打ち込む余裕なんてあったのだろうか?

部活と引き換えに勉強を軽く見た結果はあまりにも重い。
部活を全力で頑張りながら=中学3年間の勉強....は「等しい」と言うことを徹底して実行できた家庭にして初めて「部活と勉強の両立」ができたと言える....

一番大事なことを最優先に考えて来なかった結果が今自分を苦しめていると考えることだろう....

足し算ができなくて...悔し涙の眼で睨まれても私も困る。

ならば、どうしてこんなになるまで親は子どもをほおっておいたのだろう。

親は勉強を教える立場にはいないし、教えてはならないと思う。
親は日々の仕事と家庭の維持に努めることで十分である。まして、子供は自分がしなければならない勉強の課題・宿題を親に訊いて、答えられない親を責めるべきではない。

親に訊く・質問する...こと自体が本末転倒でまちがっている。それがわからないならその子は「終わり」だ。

基礎学力がどれほど大事か。

小学校の特に高学年で学ぶ国語の力と算数の計算力がないと.....中学の1年から英語と数学の理解ができない。中学校の勉強内容は小学校の「国語+算数」の十分な理解の上に成り立っているのだ。

家庭で親がこの冷酷な事実をわかっているなら、なんとかなる。

そうでない場合には、すべてのしわ寄せは「子供」に具体化してしまう。

小学校からの「読書や漢字練習」「国語辞典を使った意味調べ・計算練習」が中学からの飛躍的な勉強の伸びにつながる....とは誰も言わないことが不思議だ。

家庭内で....或いは自主的に実行できるか?

それだけだ。





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