進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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土砂降りの駿河湾...
2023.09.23
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明日24日の日曜日は海上は強風になる。今日はそれほどの風ではないが天候は不安定。
さて、アナタが釣りに出かけるとしたら今日か明日か...どちらを選ぶだろう。
自分のフネで沖へ出る釣り師なら...間違いなく「今日だ」。
それくらい海上の強風は恐ろしい。陸上では逃げ込める建物や風から逃れる遮蔽物がすぐ見つかるが、海では100%吹きさらしだ。
あと陸上では切実感の感じられない大問題が海にはある。「波」だ。これは風が吹き始めれば時間と風の強さに比例して大波となる。
だから「雨か風か?」という選択肢ならフネ関係者は雨を選ぶ。風の結果の大波では命が危ないが雨では死なないから。
さあ...明日は釣りだ! 前日の塾の仕事が終わり、急いで食事と入浴。どんなにがんばっても床につくのは11時。
Siriに' Wake me up at 1:00 a.m. 'と頼んでおく。だから釣りの日は睡眠時間は3時間はない。前の日にすべての準備をしてクルマに積んでいても午前1:30伊東自宅発。
2:30沼津のマリーナ着となる。
試練である。そう思わなければできないし好きでなければできない。
今日は自分のフネで沖へ出る。それは、先日までのフネの整備でした「船外機サーモスタット」交換の後の確認をしていない。整備後には「試験航走」が必要だ。
出港後エンジン音を聞きながら針路SSW(南南西)へ。本当だったら船外機の検水孔からの水の出具合をみるのだが....志下の浜を過ぎ沼津御用邸沖あたりから妙に波が高くなってきた。
こういう時に13フィートの小さいフネで操縦者がむやみに体重を後ろに移動するのは危険だ。船外機(エンジン)を点検しようとスターン(船尾)に動いてアンバランスになった瞬間に横波をくらって転覆する事故は良くあるから。
今までの経験から船外機の異常音はないし、急激なパワーダウンもないからまず今のところオーバーヒートはしていない....と言うことはサーモスタットは正常に作動して海水はエンジンの冷却系統を正しく循環していることが分かる。
そう考えながら奥駿河湾の中間にあたる...通称「中海」に差し掛かると何か海がヘンだ。
弱い東風のハズが3~4mになっているではないか。天気予報を恨んでも仕方ない。
針路がほぼ南なので、左舷側から風と波を受けながらの航行になる。要するに「左から横波」を受けながら....本能的に風の方向にあて舵をする。
実際にこういう場面に出くわしてみないとわからないが、目標の対岸とか海域が見えていると早く到着したいからエンジン増速する.....そうするともの凄い衝撃で前方の波にぶつかりながらの航海になる。かと言ってある程度の速度を維持しないと直進できない。
そうなると....これも習うより慣れろだが「船首方向の波」をみながらの操船になる。
カッコいい言い方ではスタッキングと言うらしいが、大きい波を避けながらジグザグに走り波と波の間の瞬間見える平らな海面を増速しながら操船する技術だ。
マリーナの皆は自分でそうとは知らずに無事に帰港するため自然とこの操船は身に着けている。クルマと同じで免許を取るための自動車学校では教えない場面が自分が運転していて何度も遭遇したと思う。同じように いやそれ以上に海の上では想像もしなかったことが起きるのである。
今回の急な土砂降りもそうだ。釣りをしている時間よりフネにたまった雨水を汲みだしては海に捨てている時間のほうが長かった。