進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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昨日のアジ
2023.09.06
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昨日は暑かった.....海の上は日影がないからタマラナイ。気温35℃の直射日光だった。
続く.....to be continued
暑いのは気温だけではなかった。驚いたのは海水温。より正確には「海面直下の水温」の高さだった。29℃って何だろう。これは沖縄かHawaiiのような亜熱帯の海じゃないか!
サカナもヘンになる。いつものポイントでまったく釣れなかったり、釣れたとしても釣れる深さ これを釣り人は「食いだな」というが、まったく常識外れの深さで就餌するから驚いた。
ちなみに サカナは魚探に反応があれば釣れるなんて単純なものではない。例えば同じアジの群れでもその日の「食いダナ」が決まっていて....例えば魚探に25m付近に強い反応があってもhitするのは水深35mだったりする。
人間だって...ハラがすいたけど~の店へ行って食べようか。なんて考えるが、それと類似しているのがサカナの食いダナだ。
原因はいろいろ考えられる。
アジの場合ではブリやカンパチのようなアジを好むfish eater(魚食魚)がまわってくると海底の障害物に隠れようとして深く潜る。また今回のように水温がやる気も食欲もなくなるくらい高い場合には、とにかく快適な水温の潮流が流れる深さを求めて遊泳層を変えることになる。
これはその日の満潮と干潮、さらには外洋からの潮流の流れ込み具合で刻々と変わっていくから気をつけたい。30分か或いはもっと早いcycleでアジの「食いダナ」は変わると考えてよい。
だから、アジ釣りで釣果を伸ばしたいと考えるなら一番に考えなくてはならないのは「水深何mで今アジは食うか?」を考えること。そのためにはアタリの多い水深をリールのdepth-meterをみてm単位で把握することだ。
この「食いダナ」のreal timeでの確認作業がその日のアジが数匹になるか数十匹になるかの分かれ道である。
アジは....それも私が1年中追いかけているキアジは「透明度の高い新鮮な外洋の潮流」が流れる海域の水深30~40mの海底の「根」に居着いているアジだ。アジが釣れれば何でも...と言うなら活性の高い今の時期、沖のポイントに行けば誰でも釣れるだろう。でもペラペラなクロアジややたら大きいメガアジを釣ったところで、夕餉のお刺身でがっかりするのでは仕方ない。
全身が黄色からやがては黄金色にまでになるキアジを氷海水でキンキンに冷やして持ち帰り......夕餉の家族・友人の喜ぶ顔が嬉しい。
上品なほんのりとした甘みのあるキアジの刺身・タタキはこれ以上のサカナがあるだろうかと思うくらいだ。
房州の館山ではキンアジと言う。
