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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

釣り禁止

2023.07.09

全国というか各地で「釣り禁止」になる話をきくようになった。それぞれどうしようもない理由があるからなのだが....何とも寂しく悲しいことだ。

私が子供のころ....そう小学生のころなんて日本全国そんな規制はなかった。何もかも自由だった。でも海で釣りをするには最低の「何か」を誰もが知っていたからかもしれない。

それは普通に考えれば当然のことばかりなのだが、最近の人間には実行が難しいらしい。
「釣り場にゴミを捨てない」「漁船の邪魔になることをしない」....まあこの2つにすべては集約されると思う。

沿岸の漁港はその名の通り「漁業のための港」であり港湾施設なのだ。釣り人は趣味や遊びでたまたま防波堤や港で釣りをしているわけである。

「漁師(今では漁業者と言う)が仕事で使っている場所に....地元民でもない人間が遊びで侵入している....」

これが摩擦の始まりなのだろう。

港の防波堤の釣り人も悪い.....使い終わった釣りの「仕掛け」や「エサ」を捨てていく。
仕掛には当然「鈎」が付いているから回収しようとする人間も手にケガをする。コマセのアミエビは帰るときは海中投棄するか「ジップロック」にいれて次の釣行で使うように始末をしてくれないとトンデモナイことになる。防波堤に放置されたアミエビは夏の直射日光で腐り果てて異臭を放つ。

こればかりは言葉でどう説明しようと説明しきれない。

ただただこの為に随所において「釣り禁止」になったのではないかと思う。
そのくらいアミエビの腐敗臭は強烈だ......誰も言わないけれど人間の死体と同じだ。

そのために....網代港は完全に釣りのすべてが禁止になった...何ということだろう。私が小学校の4年生の時にはすべてが自由だった。あんなに...足元でメジナやウミタナゴが入れ食いで釣れたのに、もう車で通るたびに港を見ても釣り人の姿はどこにもみあたらない。

相互のコミュニケーション不足とかで結論が出ているようだけれど、結局遠方からくる一部の釣り人の心ない行為が地元民を怒らせる。

だって...中学生みたいな言い方だが。

先に言った「コマセは堤防の上に置いたまま...腐臭を放ちハエがむらがっている」「コンビニ弁当の食べた後のゴミをレジ袋にいれたまま捨てていく」「たばこの吸い殻・ガム・菓子袋は海が捨て場と勘違い」....

これらを誰が掃除していると思うのだろうか。大体はその場所を使う漁師(漁業者)かたまりかねた地元民だ。

あと危険なことがある。

それは漁船のロープにからまった釣りの仕掛けだ。フネは防波堤内側の決まった位置に停泊する。流れないように防波堤の上にあるボラードにロープを結び付け、波が荒かったり悪天候が予測される場合には船尾側にアンカーを打つ。もちろんアンカーにはアンカーロープが付いている。

これらのロープに釣りの仕掛けが絡まつたときに釣り人はどうするか?まさか海中にもぐって外すはずはない。みなリールを限界まで巻いて仕掛けを切る。

早朝の暗いうちに沖へ出ようとする漁業者はロープを手繰るときに力を入れるが「手にケガ」をする事故が頻発しているのだ。

あと、私が実際に見たのは「カモメ・ミズナギドリ」などの海鳥が何と...口から釣りの仕掛けをぶらさげていたこと。これは釣り人が帰るときに仕掛けにエサが付いたまま「鈎があっていやだ」と切り捨てて行った結果だ。何度か可哀そうに思って外してやろうとしたが暴れてどうしようもなかった。

環境問題なのかも知れないがあの鳥たちは口が使えず餓死しただろう。

千葉の外房にある勝浦港ももうじき全面釣り禁止になるそうだ。入港してくるカツオ船に竿を折られた釣り人が損害賠償の訴訟を起こしたそうである。

熱海港は「海づり公園」にして有料だが管理者が見張っている。伊東から南の伊豆は今のところ禁止にはなっていない。

これが沿岸の釣り禁止の実態。

何とも悲しく寂しい港の風景



          心に誓って欲しい以下の原則

① 騒音を出さない⇒静かに釣りを楽しむ ② ゴミを持ち帰る⇒当たり前 ③ 地元ルールを守る⇒駐車場所に車を置く等 ④ 船に近づかない⇒係留ロープに針を引っ掛けたりしない ⑤ 釣り場占拠しない⇒みんなで仲良く(ケンカしない!)  


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