進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 今日のアジ...

だんだん所属マリーナのメンバーが早く来るようになり3:30amに到着ではマリーナ敷地内のparkingにはクルマを置けなくなってきた。クルマから自分のフネまでの距離は１ｍでも近いほうがありがたい。

出港の準備では「ロッド（竿）・クーラーボックス」がmainと思いがちだが、魚探のセッティング・バッテリー（これが意外に重い）もあるし、フネの燃料タンクは出港前に満タンにしておかないと沖にでてから不安なんてものではない。

あとは....補機類として魚探・電動リールのコード、お昼に帰港するまでの「飲み物」。

今日は梅雨の中休みなのか、海は穏やかで波も風も安心できる海況だった。

梅雨時は梅雨前線が支配する海況だけれど、梅雨前線は「停滞前線」であるから強風は吹かない....まあ、しとしと雨を我慢できれば比較的に安全な海面だ。

フネの操縦免許では座学でもかなり「気象」「海象」については時間をさいて学ぶのだが実際に沖に出た時の自分は「一人」と考えるのが正しい。同乗者がいても同じ。舵を持ってフネを操縦している人間が「船長」。海上保安庁の巡視艇も「船長！船長！」と呼び掛けてくる。

また私のワルイ癖で、話がドンドンずれていく....

時期的にマルイカが釣れるのだが「二兎を追う者は一兎をも得ず」と言う。
アジ...それも「キアジ」に絞ってまだ日が昇らない暗いうちから作戦を練った。

１．風もなく海は穏やかだから、最優先で湾の対岸に渡ること。
２．アジ釣りに不可欠なアミコマセは十分な量を確保したので「コマセカゴ」のコマセ吐　　
　　出量の調整は常にMaxとすること。
３．対岸でダメでもN崎.....さらにはW島ホテル前のポイントを時間が許す限り攻める。

今日の結果はまさにその通りになった。

まず想定外だったのは対岸のアジポイントに乗合の遊漁船が陣取っているではないか。
こういう時には絶対に遊漁船の動きを妨げてはならない。

遊漁船にはお客を乗せているときに従わなければならない規則がある。それは「アンカーを打たない」ことだ.....だから遊漁船はいつもフネを流す。いや「流す」という言葉の意味は........「潮の流れてくる方向(潮上）にフネを持っていき....ポイントの上をフネが移動するように操船することだ。

だから、この遊漁船が潮上～潮下に流す直線状にプレジャーボートのわれわれがアンカーを打っていたり、i-pilot（衛星電波を受信してポイントを５ｍズレたらもとの位置にフネを戻す装置...made in U.S.A.だ）を使って定点に泊まっていられたのではタマラナイ。

毎回のように遊漁船と沖合のポイントで出会う。

向こうは専業。こちらは趣味だ....

あと、一言言うとすれば...遊漁船のアジ釣りは目的が我々とは違う。遊漁船はお客にアジを釣らせるが...そのアジをエサとして「泳がせ」釣りをするのだ。究極の目的はカンパチ・ブリ・ヒラメの大物である。こちらは「そのアジ」自体が目的なんだから.....

という訳で、今日の釣果はキアジ23㎝平均~最大27㎝が15匹だった。
今から夕食で感謝しつついただく。

ワサビは生山葵のおろしが最高。でもショウガもなかなかイケる。

初めて言うけれど、なぜ私がアジ好きか.....それは小学校3年の時に伊豆の伊東へ親父と来た時にどこか海岸沿いの店で食べた「アジのタタキ」のこの上ない「味」に魅せられたからと白状してしまおう。

日本人は縄文の末期から稲作を覚えた。タンパク源としては「サカナ」だった。

故に「オイシイご飯」と「旨いサカナ」が日本人の求める極限の食生活となった。

江戸時代の書物にも「味がよいのでアジと言う...」とある。

アジ師として全力を尽くします。



これくらいのキアジになるとイナダか...と思うくらいガンガン引く。ただ刺身やタタキでいただくには脂がのりすぎだ。キアジは沖の根に居着いているアジでシラスや小エビを常食しているから30ｃｍを超えるものは栄養が付きすぎている感がある。