進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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自分
2023.06.12
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儚い(はかない)....という言葉が今の世ほど似つかわしい世はもう二度とないだろう。
そう思うのは自分だけだろうか。
一生懸命に働いて守っているはずの「家族」が実は経済だけで結びついていたら....それも崩壊しては困るので日本の民法は「親子の扶養義務」を定めているのではないだろうか。
いや、考えて見れば「法律」と言うのはこの世の秩序を保つ社会規範の一つであるが、そのバックに国家の権力が存在するところが他の道徳や伝統などの社会規範との最大にして唯一の違いである。
だから日本国が定めた「子供と両親」の扶養を果たしたなら.....現在悪戦苦闘しつつ毎日を過ごしているとしても。
ちょっとでいい.....立ち止まって自分を見つめて頂きたい。
法律の世界では人(ひと)を2つの存在に定義する。一つは生命をこの世に得て生きる人....これを法律上は「自然人」と言う。もう一つは会社に代表される「法人」である。
自然人には老いて死すべき運命が待っているが、法人には老化と死はないから「会社の永続性」を考えられるわけである。
話がまたどんどんずれていくので、ここで閉話休題。
子供の養育や老親の世話をしつつも....やはり一番大切なのは「自分自身だ」とハッキリ認識しておかないと困る。
自分がどれだけ子供を育てるのに...或いは親の介護でどれだけ苦しかったか...そのために自分の時間とエネルギーをつぎこんだか.....いまつぎ込んでいるかと自分自身に聞いてみるとよい。
そんな中にあっても「あなた」は何より大事なのだと私は思う。
「あなたはお大切なのですよ....」というローマ・カトリック教会で見た言葉を思いだす。神の眼には取るに足らないと考えている「あなた」自身がどれほど大事か...と。
私は人の一生である「約80年」は神から与えられた贈り物と考える。まあ..お小遣いのようなものかも知れない。どう使うか.....ただそこだけが人間に与えられた自由なのではないだろうか。
その時間とチャンスを捨ててしまうのはあまりにももったいないじゃないか....とは考えられないだろうか。
自分をイジメないでいただきたい。
あなたには....この世の時間の中でただ一度の価値がある。それは宝石の持つ希少価値を遥かに超えるほどの価値なのだ。
自分を大切に。