進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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今日は釣れました!
2023.05.27
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何か最近は釣りのブログばかり書いていて塾のご父兄にお叱りを受けそうだが...
今日は1週間前の日曜日とうってかわり大漁と言うか豊漁だった。その要因は「海況」が良かったから。一般に陸の場合は天気が「晴か雨か...曇りか」「風は強いか」くらいの情報で十分であるし、TVの天気予報でもそれらに加えて「天気図」「気圧配置」の解説があって終わりである。
海は....これだけでは足りない。天気はもちろん気にするけれども、フネで沖に出る釣りの場合は加えて「風向・風速・波の高さ」を非常に気にする。大体釣りのプレジャーボートのような小型船舶は風速5mが初めから吹いていたら沖に出るのはやめるのが海の常識。帰港時に西の風5mになってしまうのは仕方ないとしても。
あと海には満ち潮と引き潮があるがその差が大きい時を大潮、小さい時を小潮と言う。月と太陽が地球に与える引力が海水に作用して「潮の満ち干」が起きる。
その日が何潮か?
満潮と干潮が何時何分か?....これは釣りに大いに関係する。
先週の日曜日は大潮で本当に釣りずらかった。大潮の潮流は信じがたいほど速い。具体的に言うなら「自転車がゆっくり進む」くらいの速さで海全体が動いている感じだ。
沖に出ると海にいる....と言うより利根川のような大河の中にいるような錯覚におちいる。アンカーでフネが留っていると引き波がたつくらい大潮の潮流は速く強力だ。
「大潮に大釣りなし」とはNSSの先代がお元気な頃よく聞かされた言葉である。
これは昔からの漁に関する実体験からできた格言だ。...まさにその通りでございましたと言いたい。結局、大潮の海中はガンガン潮が流れる川のような状態だから釣り人が投入した仕掛け...「アジ釣りサビキ・ジグ・タイラバ・泳がせ釣りのアジさえも」鯉のぼりのように大潮の急流に流されてしまう。自分も全力を尽くしても手のひら大のウリンボイサキ3匹でアジはゼロ.....と言う信じがたい釣果だった。
今日は...最近流行りの若者言葉なら「真逆(まぎゃく)」の小潮だ。だから釣れた。
対岸の大瀬崎近くまでの遠征は奥駿河湾を横断するのだが、スロットル全開で海上を飛ばせるのはせいぜい静浦沖くらいまでだ。江の浦の湾口沖に差し掛かり淡島が左舷に綺麗に見える通称「中海」はいつも波が高い海域だ。沿岸が凪でもここだけ潮流が渦を巻いていたり大波が来ることがあるから360°全力で注視(ワッチ)する。
ポイントでは漁船が1艘お客を乗せてアジ釣りをしている。時間はまだ午前5時まえだ。
狭いポイントに漁船がいるときは職業船を優先するからアンカーを打てない。漁船の動きに合わせて潮上にフネを持っていき....仲良く潮下にフネを流す。漁船のやり方は昔からコレだ。ポイントの上を通るたびに忙しそうに「パタパタ」とアジが釣れているのが見える。漁船が他のポイントに移動するまではこちらも同じ漁法。
魚探で海底地形を見ていると「水深35mの海底の根」にキアジがいるのが見える。
これがキアジ。これは最近流行の「アジング」という釣法。
以前はここで釣れるキアジは15㎝くらいが多かったが、何故かここ数回の釣行では23㎝平均の脂が乗った体高のある立派なキアジになっている。
今回キアジ51匹・アオアジ5匹・タカベ3匹の豊漁でクーラーボックスは重かった。
最大のキアジは27cmの今まで釣ったキアジのなかでも大物だった。
また行くゾ !
PS: ポイントにいる漁船はこんな感じ。後方に見えるのは南アルプスの南端。