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実戦編...キアジ

2023.05.26

さて、いよいよキアジ釣りの実戦編に入ろう。

まず「キアジ」は全身が黄色~金色になる特殊なアジで水深30m前後の海底の根にいる「居着きのアジ」である。まず大洋を回遊しないので防波堤から釣れることはめったにない。いきおいフネでの釣りになる。

ポイントは沖合の水深30m...なぜかわからないがこの深さを好むようで季節による変動はあまりない。少し水深のレンジをおおまかに考えても20m~40mにいる。

あと、水質が良く外洋からの潮通しが良い海域を好む。これはエサになるベイトの小エビや他魚の幼生が豊富に集まるからだろう。

そして同じ海底の根でも「海底がflat」なところよりも「かけあがり・かけさがり」があるところに必ず群れている。いわゆる「海の中の坂道」のような海底地形がイイ。

いつも出港する沼津の海岸から大瀬崎の沖を見ても、広い奥駿河湾にキアジが釣れるポイントが本当に5か所しかないから驚く。出港して20分~1時間の航程にあるポイントだ。

使う竿はアジ専用ロッドがおすすめ。ボートのシロギス用ロッドでも釣れなくはないが、潮通しの良いポイントなので時々アジを捕食しにブリ系の大型魚やカンパチ・マダイが掛かることがあるから「グワーン!」と来たらひとのしで折れてしまう。

そして長さが意外に大事で1.8mが一番使いやすい。2.1mが限界でこれ以上長いと狭いフネの中で扱いにくい。動作が緩慢になり能率が落ちるから特に「食いがたってきて入れ食い」になった時の釣果(結果)が断然と違ってくる。

リールは投げ釣り用のスピニングリールは避けたい。巻き上げスピードより大物が掛かった時のやり取りには絶対ベイトリールに限る。そして、入手時に出費だが「デプスメーター」付きを買おう。アジ釣りは正確なタナ(サカナのいる水深)が大事だ。

魚探でアジの群れのタナが分かっても微妙に「食いダナ」が刻々と変化するから、自分の仕掛けが水面下何メートルにあるのかその深度が知りたい。敏感なキアジは1~2mの違いでhitするかしないか決まることもある。同じフネで釣っていても入れ食いの人とまったく釣れない人がいるのはこれだ。

よく釣れる人は毎回「何メートル」でアタリがあったか。魚探で見える「何メートルにいるアジ」が釣りあがったか.....無言のうちにデータを取っている。


基本はこのような「サビキ仕掛け」にアジがかかる。これは残念ながらクロアジ。

サビキ仕掛けの画像

下の図をが実際のボートアジ釣りの仕掛けになる

船釣りタックル紹介 アジ(サビキ)編

30mならオモリは通常の潮で30号でよいと思う。

コマセはアミエビの冷凍ブロックを解凍しながら使うが、水深のあるポイントなので防波堤で使うような「コマセ袋」ではなく硬質プラスチック製の「コマセカゴ」を使う。

何故か関東・東海の東日本ではコマセカゴが「上」で末端にオモリを下げるのだが、関西~沖縄ではコマセカゴを末端にぶら下げる「下カゴ」方式で釣っている。沖縄の名護の防波堤でサンゴ礁に群れているグルクンをサビキで釣っているロコのオジサンがいて話が弾んだ...「コマセカゴを下につけるんですか?」と言うと「あなたはナイチャー(内地の人)かね?」と訊かれたことを思い出す。

ベイトリールは30mか、せいぜい40mの深さなので手巻きで大丈夫だが、電動を使う人もいる。これは好みの問題だろう....8万円くらいするし。

最後になったが「サビキ仕掛け」のサビキエダスは駿河湾なら3号は欲しい。大物に限らずキアジの大型が掛かると1.5号や2号ハリスでは引きちぎられることがある。

サビキの色はアミエビのピンクがキホンだが、駿河湾ではシラスを食べる大型アジがいるので以外に「白スキン」で爆釣になることがある。

明日は「朋遠方より来る」で沖に出る予定。さてどうなるか.....

アジ道をまっしぐらに精進し研鑽を積んで行こうと思う。


実戦編...キアジ

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