進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 今日のアジ

余りに真面目すぎるブログは嫌がられますよ....と親友から。ゆえに、気取らないナマのアジ釣り紀行文を...report。

天候には本当に振り回された。何しろ2日前までの「海の天気」（ピンポイントで淡島沖）は強い雨。それが前日に「曇り・北の風１ｍ」となった。ヨーシ行くぞ！

日の出の出港時は曇りだったから「うーん、今日は小潮で潮も緩やかだろうし釣りやすいな」と安心していたのだった.....豈図らんや、2時間もしないうちに一天俄かに掻き曇り土砂降りの雨となろうとは。

他のメンバーもみな今日を曇りの弱風と信じての釣行だったそうである。波は高くはならないだけよかったが、アジ釣りと言うのは海中30ｍに沈めた仕掛けにアタリがあるたびに合わせてリールを巻きあげる...この動作がアジの活性にもよるが１~２分に一回必要だ。そのたびにシャワーのような雨の勢いで袖口から少しずつ雨水が侵入してくるからタマラナイ。いつも波をあびるからフネに乗るメンバーは全員が完全防水のジャケットを着ているのだが、袖口からの「浸水」には対処できない。

皮肉なもので、強い雨降りのなかアジは入れ食いになった。魚探を見ていると何を思ったか15ｍ・20ｍ・底の30ｍの3層にアジの群れは分かれて嬉しそうに泳いでいるではないか。ブリやカンパチがアジを食べに来ると全部のアジの群れは海底付近の根に逃れてじっとしているから、今日はブリ系の魚食魚（fish-eaters）はいないんだろう。

15ｍの群れは同じアジでも中層を好んで回遊する「アオアジ（別名マルアジ）」だ。身を包丁で切ると切り口が「まるい」のでこの名がある。赤身でアジフライか生姜醤油で煮るrecipeに向く。狙いは上品にして貴重な「キアジ」だから30ｍに落としてからリールのデプスメーターで27ｍに巻き上げアタリを待つ。

ここで２~3回仕掛けをゆする（サビく）と「ガツーン！」と小気味よいアタリが来る。
10秒くらい待ってアタリがなければ50㎝ほど仕掛けを巻き上げて同じ動作を...これを水深20ｍまで繰り返す。

どれだけ正確に規則的にこの動作ができるか....で何匹釣れるかの釣果が決まる。

でもその間に外道（目的外のサカナ）は釣れるし、釣り上げたアジが仕掛けをはずれてフネの中をバタンバタンしたりもする。大物が来て切られた仕掛けを交換したりで忙しい。

.....というわけで11：30上がりの予定が雨で釣り中断。結局9：00に帰港。

短時間に力を尽くす釣りとなった。型はよくキアジばかりと嬉しい釣果。外道でもクロムツは美味しいから持ち帰った。