進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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鳴門のうず潮
2023.04.23
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これは凄い。どうしてもこの目で鳴門の渦潮を見たくて休暇を作り出して四国へ行った。
厳密には神戸から淡路島へ渡り、島を南西の端まで行くと対岸が四国だ。この淡路島と四国の間の狭い海峡で出会う太平洋と瀬戸内海の海のpowerのせめぎあいが渦潮だそうだ。
写真は鳴門大橋。遊覧船に乗って10~15分くらいが渦潮ができる海域とのこと。船舶関係者に聞くと現場は50~100mくらいの水深。岸から複雑な海底地形となっていて、瀬戸内海に入ろうとする太平洋の潮流と出ようとする瀬戸内海側の潮流がぶつかり合って大きな渦になるという説明だ。
実際には渦潮がグルグル巻き始めるかなり前に予想ポイントにフネは近づいて風上に船首を向け微速でエンジンを回して待つこと5分くらいだったろうか....
海面の様子がおかしい...駿河湾の大瀬崎付近で見る外洋から入って来る潮と内湾から外へ向かう潮のぶつかる前線「潮目」を釣りで見たことが何度かあるが、渦潮もでき初めは同じような感じだ。
海全体が泡立ち、まるで海底からグングンと海がせりあがる「湧昇流」のような状態になって来たのがわかる。そのうちにメチャクチャに騒がしいような不規則で小さな波があたり一面に立ち始めるからこわい。
突然...乗客が「アッ!うずしお!」「ウズシオ!」(外国人)と嬉しそうな悲鳴をあげている。
私はスマホ・デジタル1眼レフ・マリン防水カメラの3つを振り回すように交互に使って写真を撮り続けた....ちょうどサカナが入れ食いの時の興奮に似ている。
うず潮の速さはおよそ15ノットで驚くほど速い。フネがお客サービスで可能な限り近づくと船速を増して吸い込まれるのをこらえているのがわかる。エンジン回転数が瞬時あがるからね..船長ありがとう。
興奮していてわからなかったが頭から波と潮のスプレーをかぶりびしょ濡れだ。
四国方面3日間だったが高松城・松山城・道後温泉・しまなみ海道で瀬戸内海を渡った1500kmのロングドライブだった。静岡空港からは飛行機がないので羽田まで行かなければならないからやはりクルマになるだろう。もう1日あれば九州まで行けたんだが...
今はナビがあるから現地までの道順は困らない。旅の前にネットで十分に道路情報と旅先の観光スポットをピンポイントで調べておくとより充実した旅になるだろうと思う。
旅に出ると人生が変わると言うのは本当だ。
