進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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ピンポイント
2023.04.08
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これは塾のブログだからあまりに政治色のある発言は控えて来たけれど.....今回の自衛隊ヘリの事故には本当に驚いた。
まずあのヘリは米軍でブラック・ホークと呼ばれた機体で攻撃・輸送・救難など多目的に使われて来た。エンジンは2つ。一つのエンジンが不調でももう一つのエンジンだけで基地へ帰って来られるくらい安全性と信頼性のある機体だ。日本の自衛隊では同盟国としてこれを日本向けに改造変更を加えたものを使用している。
航空機では事故のほとんどが離着陸の時に起きる。それも10分前後に。
九州から南の南西諸島の防衛を担う陸上自衛隊のトップの指揮官が搭乗していたから大事件だ。政府はまだ人命救助の段階であるのに早速「事故だ」と発表したのには驚いた。わずか5時間後だったから。
もう80年前になるが旧海軍の山本五十六長官が最前線視察のために乗り込んだ機は暗号解読された結果、上空で待ち伏せ攻撃され護衛の零戦は善戦したが撃墜された....という事件があった。あの時雲間から急降下して来たのはP-38の編隊だった。
戦場で指揮官を狙うのは戦(いくさ)の常道だ。上級指揮官がいなくなれば軍(組織)はまとまった働きができなくなり脆弱化して戦力は低下する。狙撃と内部での暗殺が当時よく利用された手法だった。
今回の陸上自衛隊ヘリの墜落が撃墜されたのでなければ内部の破壊工作を疑うだろう。
自衛隊には軍警察(憲兵:MP)にあたる警務隊が存在する。ヘリの整備周辺を時系列にそって捜査中だろう。結果が出ても公表は難しいかもしれない。政治的判断が働く。
私は昭和の古い人間だ。こんなことを考えてしまう。UH-60
同型のヘリ。米軍がヴェトナム戦争で使っていたHuey(ヒューイ)ヘリの後継機である。ローターは4枚。