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ギフテッド

2023.01.28

また新しい言葉がはやり出した。英語をカタカナにした日本語である。

それは「ギフテッド」。

「~サンの家の子ね、きっとギフテッドだと思う...」

この英語は' gifted 'と書く。

英語が堪能なかたはすぐわかると思うが、発音からして過去形か過去分詞に聞こえる。
そして英語の用法から言って過去分詞はしばしば形容詞として使われる。使う頻度が増すとついには独立した形容詞になりやがて辞書に載ることになる。

この場合...' gift '→' gifted 'で動詞の「ギフト」が「ギフテッド」となっていることが分かる。もっともgiveの名詞形がgiftと考える人もいるようだ。

まあ、おもしろくもない品詞分解の話はこれくらいにしておこう。

いつも思うのだが、何か使い方が間違えてはいないだろうか。

英語のgiftedは数値化できる分野での優れた能力を持つことを表す。例えば数学の計算能力・理科的な分野・外国語に秀でた特質などだ。IQが年少であるにもかからわず非常に高い。テストや検査で容易に判明する能力の高さを言う。

混同してはならないのが類義語のtalented(タレンティット)だろうと私は思う。これは
極めて高度で抽象的な能力の高さを持つことを表す言葉だ。それは第3者が数値によって知り得ない能力である。それは芸術・音楽・絵画...スポーツ能力などの卓越した能力を持つことを表す形容詞だ。

talentedは検査しても何かのテストをやってみても「はっきりとした数字」で評価できない能力でもあると言えるだろう。

使うなら正しく使おう。「ギフテッド」を覚えてやたらに言ってみても虚しいだけだ。

いったい誰が使いだしたんだろうか?

二者のはっきりした識別は何をもとにすれば良いのだろう。

gifted・・・今目の前にあるものを論理的に分析して取り込み自分を発展させる能力
talented・・無から有を生み出す創造的な能力

ことばに繊細な人間は他者の心を思いやるひとだ。世の流れは常に正しいだろうか...

ことばは希望の光を生むと言う。



light of hope

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