進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 伊豆にも寒波襲来

静岡の教会の司祭さまが明日の朝の最低気温が－10℃というから、まさかあの駿府城の近くで本当かな...と思ったのが昨夜だった。何でも10年に一度の大寒波だとか。

今日の十足（伊東市の郊外山間部）では朝から夕方まで水道管が凍結して断水。塾の日ではなかったがミーコ（飼い猫オス5歳）の世話があるから困った。ネコの飲み水だけは「自動給水機」でフィルターを循環しているタイプだから凍りつかなかったからよかった。人間は困る。トイレも使えないし洗濯機も動かない....

明日の授業中にまだ凍結で断水していたら困るなぁ。生徒にトイレを我慢してもらうしかない。食器も洗えないからコンビニで夕食を買っていくことになるかもしれない。使える文明の利器が電子レンジだけというのも悲しい。

道路も山間部は危険だ。特によく晴れた日の深夜~明け方には放射冷却効果でガクンと気温が下がる。黒く見えるところはみな路面が凍結している。これはわかりやすく言うなら「クルマでスケートをする」ようなものだ。

下り坂のカーブでブレーキを踏んだ瞬間にスリップしてハンドルが全く効かない...勾配がきつければ「加速しながら」クルマごと坂道を滑り落ちていく恐怖といったらない。

伊豆スカイラインでは道路公団が、県道では委託業者の作業車が夕方になると「バサッ　バサッ」と間隔をあけて路面に凍結防止のために白い塩化カルシウムの顆粒を撒いているのでありがたいが...一方で冬山にあふれたシカが「塩分の補給」のため、ありがとうと言わんばかりに食べてしまう。これが原因でスリップ事故が起こり、亀石峠の谷間にクルマが落ちるのだ。

この間も深夜に十足の塾を終えてクルマで道路に出たら、やけに首の長い犬がいるなぁ...と思った。一時停止してよく見たら大きな「シカ」だった。

10年くらい前には松川湖（奥のダム）の周辺道路で勢いよく飛びだして来たシカが運転席側のドアにひどくぶつかって物損（？）事故。

シカが相手では過失割合なんてないから全額自己負担で修理した。もちろん当事者のシカはあて逃げである。「そのシカ！待てよ！」と虚しく叫んだが....

北海道では住宅地にまでヒグマが出没していると言うが、伊豆では特に山にエサがなくなる厳寒期に「シカ・イノシシ」が人家近くに毎晩のように通って来ては畑の大根や菜っ葉、家庭の庭木まで食べてしまうんだから本当に困っている。

大寒波のためさらに雪でも降ろうものなら、路面凍結・断水・交通事故・ころんで骨折・に加えてイノシシ・シカの獣害もグッと増える。リスまでウチの庭のキンカンを食べては隣家の玄関に投げていくので毎朝掃除に行ってはご主人に謝っている。郡部に住むと都会にはない大変さがあることをしみじみ実感する。

ああ、暖かい春が待ち遠しい。

今年こそ伊豆高原の桜まつりに行きたいな。