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母を思う..大晦日

2022.12.31

本当に事件と出来事続きの1年間だった....大きな悲しみと貴重な喜びも感じられた時間でもあった。

母を亡くしたことはたとえようのない悲しみとしか言いようがない。母は父を失ってから伊豆伊東の地に東京から移り住んだ。中学生だった私と幼稚園の妹を連れて女手一つで誰の援助もなく早朝から深夜まで働きづめに働いて私たちを育ててくれた....あれからもう50年になるのか...。母はあとになって私と「違うところに行くのがイヤだ」と言って洗礼を受けキリスト教の信徒となった。今年(2022.3.27)に亡くなり教会の墓地に眠っている。肺がんとなったが入院ではなく自宅で最期を迎えられたことは母にとっても本望だったと思う。私は塾の仕事を限界まで少なくして毎日母のベッドにつききりで看た。初めて病人の看護の大変さがこれほどなのかと実感し実体験した。まさか自分の親で理解...いや「わかる」とは思ってもみなかった。母が今までの母ではなくなっていく姿を見るあの悲しみと言ったらなかった....これが京都女子大の歴史学科で学究の徒と言われた母なのか...。人の最後がどんなもので、それを看取ることの意味が初めてわかった。私はバカだった.....人生の意味も知らずにいた。母の本当の苦労もわからずに過ごして来たことを心から悔いた。長年看護師でこうした老人を日々接して来た妻の大変さが今初めてわかった。嫁に行き2人の娘を育て、仕事でも大きな責任を負いながら寸暇をさいて母の世話をしていた妹の心を今はじめて宝物のように思うのだ...自分もリウマチの痛さに耐えながら母に毎日会いに来ていた。日々弱っていく母を見て妹は泣いていたっけ....妹の心を思うと私も涙。

「母は子供のためにすべてを与える....天に召されたのちも与え続ける」という。

母の愛はピエタにあらわれる。

みなさま 良いお年をお迎えください。

母に感謝しつつ....

Izu St.Mary's Churchに母の教籍はある。

ピエタ (ミケランジェロ), 1499年 大理石、高さ174 cm、幅 195 cm サン・ピエトロ大聖堂 Pietà

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