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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

戦争なんて

2022.11.28

戦争なんてないほうがイイに決まっている。
その前提で私なりの思いを以下に述べてみたい。

歴史を見れば国家間の紛争が話し合い「外交」でまとまらないとき、最終の国家権力の発動として武力に訴えることが「戦争」だ。

まとまらない話とはまず「領土問題」...陸地なら国境線の確定。それから考えられるのは「権益の争い」である鉄道や港湾の使用権、さらに鉱山の採掘権。これに積年の人種差別とか宗教問題がからむとさらに解決も難しくなる。

戦争が終結するとは、勝敗が決まり戦勝国と敗戦国になるか。どちらが勝つともわからず戦力が拮抗して前線が動かなくなる休戦(例えば朝鮮戦争の38度線)かのどちらかだ。

そして戦争に勝った側は負けた側の「領土・資産・技術」を吸収しより強大化する。文化
においても勝者のそれが敗者に押し寄せるのはあたかもダムが決壊した時のようだ。

太平洋戦争後の日本におけるアメリカ文化・アメリカ英語の氾濫を見ればわかる。嘆かわしいことに、それがわからないのは我々が日常的にその真っただ中に暮しているからだ。

戦勝国のアメリカはさぞ気分がイイだろうなぁ...。

一方において戦争は人類の科学技術を飛躍的に発達させる側面を持つことを皆さんはどうお考えだろうか?これまでの日本では戦争についての話をしないことが何故か賢いスマートな生き方とされて来たのではあるまいか。

ロシアのウクライナ侵攻は青天の霹靂だった。でもありえないことが起こるのが人間の歴史である。あってはならないとどんなに願っても個人の理想や願望を押しつぶすように戦争は起きて来た。かつてのドイツ軍のポーランド侵攻だって第二次世界大戦となったが今日のロシア軍のウクライナ侵攻に酷似している。

そして80年前も今日も戦争の目的は、ただただ相手国に勝つことだ。そのためには経済・人力・資源の持てる力すべてを当事者国は尽くす。

勝つために相手より優れた兵器を開発しなければならない。より正確に効率的に射撃できる小銃、高速で飛び旋回性能に優れ航続距離の長い戦闘機、海ではより破壊力の大きい主砲を積んで敵艦隊より遠くから攻撃できる戦闘艦などは当然の話で、これらは80年前から各国が競い合うように開発して来た。

今日のクルマのナビ・船のGPSなどはベトナム戦争の時からの開発で「いかにミサイルを敵の目的物に命中させるか」の軍事技術を民間に開放したものだ。

牛乳の紙パックだってそうだ。それまでの牛乳は大小を問わず分厚いガラス製の「牛乳ビン」に入れられて運ばれた。戦地に最小限の運搬コストで最大量を運ぶための流通における革新的な技術が戦後急速に普及した。

いま、アウトドアで害虫に刺されないように「虫よけスプレー」を使うけれど、あれだってアジアのジャングルでアメリカの兵隊が蚊に刺されないようにより強力な薬剤を求めて開発された「ディート」がタップリ入っている。

自分と家族だけの安全と繁栄を求めるなら、そういった恩恵を捨てて利用せず生きる覚悟があるのだろうか?親の苦労も知らずわがまま勝手な金持ちのドラ息子のようだとかつての敵国..今は最大の同盟国に言われても仕方ない。

日本の新幹線だってそうだ。先頭車両の先端を思い浮かべて頂きたい。あの空力抵抗を極限まで減らした形は戦時中の旧海軍機「銀河」そのものだ。同じくそれまでの鉄道とは比べ物にならない高速で走る新幹線とJRの基地局指令室を結ぶ通信技術はやはり旧海軍の「艦隊間通信」の技術の応用である。

もうこんなことは誰も言わないな。

昭和からの...いやもしかしたら明治からの先人たちの血と汗の結晶にも似た科学技術の最先端によって今の日本の繁栄があるのではないか。

歌を忘れたカナリアは...という歌が昔流行ったが、自分も含めて忘恩のカナリアにはなりたくないものだ。

それをあえて伝えようとしないメディアもひどいけれど。

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