進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     | 日記 | 運転免許

わかるまで教える。生徒の能力を引き出す...この2つを可能にするのが塾です。

Top >  日記 > 運転免許

進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

運転免許

2022.09.04

690万人....20年前からの普通車免許保持者の減少数だ。東京都の人口が1000万人だからいかに急激な減少かがわかる。

ただこれは日本全国の統計から割り出した数字であり、各都道府県別の人口に対する割合は大きく違う。

例えば地元の伊豆なんてどうだろう?(伊東の山間部など特に)

東海バスは多い時間で30分に1本。大体1時間に1本だ。JR伊東線は30分に1回だ。
都営バスの通勤通学時の10分ごと、山手線の3分ごとなんて夢のまた夢だ。

それだからごく自然に伊豆ではクルマ社会になる。子供が成長してクルマを持つと「家族の人数だけクルマがある」のが普通だ。これを可能にする一因として「駐車場の広さ」「parking料金の安さ」がある。まあ固定維持費の「自動車税・車検整備・任意保険」は同じとしても、伊豆ではクルマを何とか自宅か近くに駐車できること+ほぼ毎日利用する必要性がこれを可能にしている。

実際ウチでは全員がトヨタの普通車に乗っている。さらに去年から軽トラが加わった。
本業が塾だから本来要らないと思っていたが、実家の庭木の剪定では大量の切った枝が毎年出る。草刈り機で2軒の家の庭の草刈りをすると、ゴミ袋に入れて伊東市の回収にお願いする常識を遥かに超える量だ。

家が農業や漁業の場合はほぼ100%軽トラがある。なければ仕事にならない。

あと参考までに、前述の免許保持者の話に原因があるのかも知れないが、ホンダのアクティなど有名な軽トラを各社で生産中止に踏み切った。現在軽トラをお持ちの方は大事に乗ろう。

最近の情報ではこの急激な免許保持者の減少で流通業界・運輸業界は危機を感じているそうである。事実、大型免許のトラック運転手は平均50歳でタクシー運転手は同じく60歳だ。現役のドライバーが一斉に引退したらどうなるのか?

これは喫緊の問題だ。おそらく給与体系をグッと引き上げてドライバーを募集するだろうがその結果さらなる物価の上昇とかタクシーの初乗り金額値上げになって行くだろう。

昔...まだのどかな半世紀前のころを思い出す。

高校生の自分は家庭教師の給料を貯めて「2サイクルのバイク...懐かしい原付バイク」を買った。この原付バイクをさらに短縮して「原チャリ」と呼んだ。

買い物・釣り・塾通い・仕事の家庭教師・夜の温泉入浴....土日には仲の良い友人と下田や西湘を走りまわったものだ。

今では環境の問題で生産されなくなってしまったが、2サイクルエンジンは機構が単純で故障が少ない小型で高出力が出せた。当時の2サイクルはエンジンオイル分離給油式だった。要するに「アクセル(スロットル)開度に比例してオイルタンクからキャブレターに2サイクルオイルが給油される」方式。

単純だがこの2サイクルオイルを補給することを忘れると悲劇が待っている。

走行中に突然エンスト...凄まじいエンジンブレーキがかかり後輪がロック。路面を後輪がロックされたまま猛烈なスリップになる。転倒しなければ幸せである。

高校生だもの...走りに夢中になってバイクの点検整備などしない。気にするのは「ガソリンあるかな?」だけ。

人間は失敗から学ぶ。

いや、失敗しないと学ばない。

私は高2の真冬に雪のちらつく大室山の向こうので「エンジン焼き付き」の原チャリを急な坂道を押しながら上った。エンジン焼き付きだから再始動できない。しかもオートマチックではないから左のグリップを握りしめて「クラッチを切った状態」で震えながら伊東の市街地まで夜遅くに帰って来た。

そんなことがあってから、やがて中型自動2輪400㏄の免許を取りやがて普通自動車免許を取った。でも「機械はcheckとmaintenanceをしないと大変な目に合う」ということがもはや信仰に近いモノとなった。

いまでも「遠出のlong drive」の時に...ガソリン量・オイルの量と質・タイヤ空気圧・バッテリーの電解液量と電圧を本能的に点検していて周りから不思議がられている。

パンクしてJAFを呼んでいる人....何のcheckもせずに高速道路を走り続けオイルの油圧警告灯が点灯エンジンから煙が出るまでわからない人...がいるが自分には信じらえない。

終わりに沖縄のクルマ事情について

沖縄は本土以上にクルマ社会である。これは沖縄なりの事情がある。太平洋戦争の末期1945(昭和20)年の沖縄上陸作戦で米軍の熾烈な艦砲射撃と空爆で沖縄にあった唯一の鉄道は完全に破壊されてしまった。

後に27年間を米軍の直接統治になったが、米軍の方針で沖縄の運輸は道路を整備してクルマで行う。住民の移動手段は基本的にバスによることとしたからである。

だから沖縄には伊豆とおなじで「家族の人数分のクルマ」がある。

ただ、台風の通過ルートにあたり強風が吹くたびに「海水がシャワー」となって飛んでくる。クルマの塩害はこれまた凄い。鉄部はあっと言う間に赤錆になる。クルマのおなかの部分なんて見ないほうがイイだろう。

だから、高い普通車を買っても同じ結果なので沖縄の地元の人たちは皆等しく「軽」に乗っている。ピカピカの普通車は本土から来た観光客のレンタカーか米軍関係の家族のクルマである。

かつては20歳になると「クルマの免許」を取ることが一つのイニシエーションだった。そして、ギアチェンジのMTかオートマチックのATを取るかで悩んだものだった。

それがどうだろう....クルマの免許自体をとらない若者が急増中とは。


クルマ社会は終焉なのか


日記一覧へ戻る

【PR】  札幌の花屋 ふろーりすと咲季  hair salon COSMO(ヘアーサロン・コスモ)  Rozetta  富田林西口駅駐輪場(自転車)  リアライズ・ケア・カレッジ