進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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人生終わるぞ.....
2022.08.07
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人生は有限だ。
当たり前のことだけれど皆自分のこととしてはなかなか考えにくい。それは言いたくないし、考えたくもないが「死への恐怖」にほかならない。
資本主義を根底で支える消費者の行動は「物品・サービスの購入」である。
これなしには資本主義経済は成り立たない。
大学の講義みたいでいやだが...人間(消費者)は「何かを買う」ことによって、自分が意識しない「死への恐怖」を薄めているのだそうである。
ゆえにこの口に出さない恐怖が強ければ強いほど、その人間は自分でも何故かわからずに「物品+サービス」を激しく買い続ける。
実際、仕事に大きな矛盾を抱えていたり、家庭内に深刻な問題がある(あった)人間ほどこの消費傾向は強くなる。
個人がその限界かそれ以上に買い続ける...そこで得る瞬間的な満足感とは何だろう?
それは「一時的な喜び」という快感である。
快感は苦痛を和らげる「麻薬」か「鎮痛剤」の作用をするものだ。
それもまたある意味において人間にはそのような慰めが必要だろうと思う。
私も若いころはそれを邪道だとか、悪魔のささやきだ...などと本気で考えたものだ。
今、酒は飲むし、日曜日には教会のミサにも行かず沖へ出て釣りをしていることもある。
イエスさまの直弟子のペテロだってガリラヤ湖の漁師だったんだからいいのではないか?
...と本気で考えてしまう。なんで自分の洗礼名はPeterじゃないんだ!?
人生を海の航海によく例えるのがキリスト教である。
目的の港がはっきりしていれば、途中にどんな港に寄港しようと航路がジグザグだろうと神さまはお許し下さる。
問題は航海が無限ではないということ。
与えられた時間内に対岸の港に着かないとはなはだ....ヤバいことになる。
「お前をずっと待っていたんだゾ!何やってたんだ!」と神さまは怒り嘆いている。
この世の人生は神からあたえられたお年玉のようなものと思う。
どう使うか。それが自由だ。