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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

点と線ではね...

2022.08.02

最近は高校生の大学受験と大学生の一般教養科目の英語を教えている。

まず気づいたことは彼らがi-Padや電子辞書、最も多いのはスマホの辞書機能で英単語を調べようとすることだ。

高校に合格すると入学準備の段階で教科書を購入する。いや、驚いてはいけない。義務教育ではないから憲法の「義務教育はこれを無償とす」の機能ではcoverできない。大体2~3万円くらいが各学年の教科書代金である。

さらにそのための必要副教材と辞書が指定されていてこれがまた高価だ。
漢字辞典・古語辞典・英和(和英)辞典が各高校の国語科と英語科で指定している。

かつて20年以上前になるが地元の伊東高校では高1の1年間は電子辞書の使用を禁止していた。反発する父兄もいたが押し切った。

理由はカンタン。

一つ一つの単語の意味がスグわかる...という意味では当時の電子辞書も今のスマホやi-padは有利だけれど、多くの人が指摘しない大切な部分を考えていない。

それは単語・連語・熟語の実際に使われる状況...英語ならsituationを無視していることだ。即時に「意味がわかれば」という最大公約数のような言語学の需要にこたえるという限界にとどまる。

「これは英語でなんて言うのだろう?」誰もが求めるのはその答えだ。

でも想像したことがあるだろうか....たとえそれがその時にわかってもそれだけの事。そんなことは安いAIの得意分野だ。

英語圏の国々に留学する日本人学生の最大の目的は「日本で学んだ英語が実際どのように現地で使われているか」....その確証を得ること。

外国語の学習において、特に動詞はそれが日々どんな状況で使われるかを学ばなければ意味がない。極論かもしれないが、昔からただただこれを学ぶために多くの語学留学生たちは海を渡ったのだ。それは第一にして最善の策だった。

internet...SNSが進化し実用化される現在、その気になりやる気が本当にあれば留学の必要はなくなった。

神経を研ぎ澄まして情報を得、熟慮すれば国内にいて海外留学と同じ効果を得ることは可能だ。

先達の英語学者や学徒は生きた英語の実例(usage)をどこに求めたか?

英和辞典の単語の意味を述べた...その下にある「実用例こそが命」なのだ。

どんなに単語の意味を暗記しても、それが実際にどう使われるのか?
実は言葉の本当の意味は「意味」ではない。

実際の日々の生活のなかで、その語がどう使われるのか...

それがわかるのは昔ながらの辞書である。

スマホ・i-pad・電子辞書...は補助として意味があるだけ。本来的な英語学習と同一視してはならない。

toolは目的を達するためのものだ。








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