進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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自殺
2022.05.18
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私は日本人と外国人の友人を二人...自殺で失っている。
ショックだった....できることなら自分もすぐ後を追いたいとさえ思った。
以下はあまりに生々しいので気の弱い方は他に....net-surfingしていただいたほうが良いと思う。
自殺については昔まだ20代の頃に「法医学と刑法・刑事訴訟法」で学んだのみだ。
精神学が自殺について言及するのを読んだのは今回初めてである....
いや....友人の死を思うと無意識に避けていたのかもしれない。
精神科医の分析では自殺には2つのパターンがあるという。
何かの建物や高所からの飛び降り自殺....これは攻撃的な精神状態によるもので「自分ではどうにもならない何かに対する抗議」である。
縊死(...くびつり)は「自分の至らなさ....他者への謝罪」の意味合いが強いという意味合いが強いのだそうだ。
私はこの両方によってかけがえのない友を二人失った....
どうして自分が救えなかったんだ!私は自分を責めた。
忙しさもあった、また地理的な距離の問題もあった...日本語と英語の言語の違いも....
言い訳は何とでも言える。
でも結果として苦しむ二人を助けられなかった私は自分を責めた。
日本の法律上の責任ではない。刑法の罪にもならない。
言葉には言い尽くせない思いが私を責めた....それは神の声だった。
自ら死を選んだ者に対してキリスト教は峻厳な立場を示す。
新約聖書の中に...うる覚えだが「自殺した者の墓は教会墓地の外に」という部分がある。
神の意志に背いて、自分の意志により死を選んだ。
そのこと自体が罪(sin)とされる。
病気・事故...それら以外の死はキリスト教では許されない。
それでは長い間の人生で思い悩み、それでもどうしようもなく自死の道しか最後に見つからなかった信徒の魂はあまりにも不憫ではないか...
懸命に苦しみながら生きていた友を思うとき、抗議の声をあげたくなる。
私も教区主教にやがて破門されるのかもしれない。