進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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車検.....か
2022.05.09
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皆さんは車検と聞いた瞬間、何を思い浮かべるだろう。
ああ....また出費だ。10万円で済めばいいけど...なんで今なんだ!
のようなところだろうか。
私も同じ。
そもそも車検てなんだ?
道路を走るクルマに機械的な不具合があって走行できなくなったり事故を起こしたりしないように「定期的に劣化した部品を交換し整備する」+「重量・自賠責保険」が加わったものだ。
要するに「整備+税金+保険」のセットだということがわかる。
このうち税金と強制保険の部分はどこで車検を受けても1円も上下はない。
違いがあるのは「整備」にかかわる部分だ。
これは本当になんとも言えない部分だが、クルマのオーナーが「ただ運転するだけで全くメカがわからず、単純な部品交換も整備も自信がない」場合と「山奥でクルマが動かなくなってもなんとか自宅まで帰れる知識と整備の力がある」場合とでは全く異なる。
町工場で「この部品は...ですからまだ交換しません。....は限界ですから交換します」とオーナーと話し合い納得しながらの整備と、ディラー系の整備工場ですべてお任せの場合とでは整備内容はおのずと違ってくる。ディラーでは「交換時期だから....」或いは「念のために」という部品交換を行うのが普通だ。
日常の手入れの度合いにもよるが、結果として5万円~10万円以上の開きが出る。
部品の費用は純正品である限りこれも同じ。ただ、意外に高価で驚くのが「部品交換の技術料」である。ひどいものになると「部品代」より「交換技術料」のほうが高い場合だってある。結果として部品交換の点数が多いほどその差が開いていき数万円の差となる。
誤解のないように...双方二者とも合法な整備をしての車検である。
結局、自分がどう考えるか。自分でパーツ交換や簡単な整備を本当にできるのか...で判断するしかないだろう。
ただ注意すべきは「これはエンジンにとても良いですし燃費も伸びますよ」というディラー系工場の営業マンのおススメだ。
だいたいがワコーズあたりの燃料添加剤やオイル添加剤だが、これだけで数千円から一万円近く取り、作業料(?)サービスなんて書かれている。女性は特に注意して「それを入れないと車検通らないんですか?」と言ってみよう。
一切入れる必要なし。そんなに効果があるなら、メーカーがクルマの設計段階で採用しているはずだ。
アメリカの車検事情はどうか?
残念ながら日本とは全く異なり参考にならない。
車検に近い整備を徹底義務付ける州もあれば、まったくなしで故障したときに直せばいいという州もある。何年かに一度排ガス中の窒素酸化物や一酸化炭素濃度だけ測ればよい州もある。
アメリカは州によってまったく法律が違う。州政府は日本の県議会よりはるかに強い権限を持っているからだ。日本のように北海道から沖縄まで同じ法律を適用されない。憲法だけが同一と考えてもよい。
さあ今月の車検はどうしようか....とりあえず新車で購入したトヨタのディラー系工事は卒業しようと思う。
どう見ても替えなくていいスパークプラグやエアコンフィルターをばんばん交換してしまうのだから、処分のための環境負荷をかんがえたら時代の要求に逆行するのではないか。