進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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Easter
2022.04.17
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どうしても..Easterとしか書けない。この気持ちを誰が察してくれるだろうか。
キリスト教に縁がない人でもトルストイを読んでいるとか、英文学が趣味と言う方はほのかに感じたことがある....と言うか文学の中に意味のよくわからない言葉を見つけたことがないだろうか?
古いロシア文学の中によく出てくるのが次のような表現だ....「四旬節が過ぎ..復活祭もいつの間にか通り過ぎた春の日のことだった」
正常...と言うかごく普通の現代日本人では「春の日..」以下の部分しかわからないだろう。
いや、誤解しないでいただきたい。私は誰も責めていないしそれが当然の今の日本なのだと思っている。戦後の新憲法を忠実に解釈し教育を実行したらすべての宗教に懐疑的に過ぎる日本人を生んだ。
自分は自分の力で生きている。だから、生きている間に大いに楽しまなくては損だ。
この世にいる間に楽しみ多くを得るための努力だ。死んだらすべては終わりだし...
なんと浅ましい。本当にホントにあなたはそれでいいのか?
回りくどい言い方はやめて直截に言おう。
イエスキリストはその昔、ローマによって捕らえられ処刑された。そして旧約聖書の預言通りに3日目に死者の中からよみがえり天に上った。
これを信じるのがキリスト教。信徒はキリスト教徒あるいはChristianと呼ばれる。
江戸時代のキリシタンはこれを「切支丹」と漢字に音訳したものだ。
今日はそのキリストのよみがえり・復活を祝う日である。英語ではEaster。日本語の訳では「復活祭」と言う。
これは欧米のキリスト教圏の国ではクリスマスに次ぐ大きなお祭りの日である。どんなズボラな信徒でも「クリスマスとイースター」の2回は教会に行くだろうと考えられている。だから教会の運営にあたる教会委員の被選挙権の条件には「年に2回以上陪餐する(ミサにあづかる)こと」とある。
おっと、バカにしないほうがいい。
その精神性が最大の同盟国であるアメリカや明治以来の日本を欧米化近代国家へ手助けしてくれたイギリスをはじめとするヨーロッパ諸国を敵に回すことになる。
彼らは物質文明と経済の豊かさが決して人間個人に「幸せ」を約束しないことに気づいている。
Happy Easter .
主のご復活おめでとうございます。
さて教会に出かける時間になった。母がいないから一人クルマに乗る。
Samuel. K. 西川