進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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言いましたよね!?
2022.01.18
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ごく最近の塾での授業風景。
「先生、be動詞を文の前に出せば疑問文になると言いましたよね?」
ああ、言ったよ。
「じゃあなんで俺が間違ってるんですか?!!」
英語を勉強した方ならわかる。
英語で Are you…?はあるが Am I …?はあり得ない。
あるとすればケンカしているのか、精神的に本人がおかしいかである。
私が「英悟も言葉だからね例外もあるんだよ」と言うと逆ギレ。大人はみんなウソつきだ!もう俺は英語なんて勉強しない!となった。
皆さんはどう思われるだろうか。この「相手のミス+説明の不足」をとことん追求して止まないというその姿勢をだ。
そこには自分を教えてくれる学校や塾に対する尊敬や敬愛は全くない。勉強しない(言い過ぎたとしたら現在の自分)を少しでも高く売りつけようとする物品購入のクレイマーと同じ意識が見てとれる。
塾を学力を与えてくれる媒体、学力と成績を買うために学費或いは月謝を対価として支払っていると考えるときに成り立つ思考であろう。
ところがどっこいその通りにはならないのは教育の常識だ。
私立高校の年間学費に届く位の高額な学費を払う塾に通わせても底辺の高校であったり、電車バス通学となる私立高校に通うことになった例はいくらでもある。
教えるほうも教わるほうも生身の人間である以上、経済学の市場論では全く通用しない。むしろ逆の結果が出ることを考えた方が良い。
人の一生を左右するのは市場経済の判断であってはならない。