進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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母とは....
2021.12.13
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昔…それも私は幼稚園に入ったかどうかの昔の話だ。誰もいないとき当時の白黒テレビを見ていた。チャンネルだって回転式の半世紀以上前のテレビだった。
ここで私は生涯忘れられない洋画を見た。いや、偶然にも見てしまったと行った方が良いだろう。それは「マルセリーノ パンとぶどう酒」と言うなんともわかりにくい題名の映画でモノクロ。とにかく古い。言語も英語ではない。何と言っているのかまるでわからなかった。大人になってから部分的な言葉を拾ってどうやらスペイン語であることがわかった。それは「パン」と言う言葉からだった。今でも日本語でパンと言うがこれは安土桃山時代の南蛮宣教師たちが伝えた言葉である。英語ではない。
カトリック教会は神がこの世に介入して起きた事件を奇跡として記録している。この映画はその一つを映画という見える形であらわしたもの。
映画を信仰の目でみるか作品の一つとしてみるかは、見る側の心的状況によるだろう。
でもその中で、神に出会ったマルセリーノが母を思う心からの問いかけと対する神のこた
えは何だったが。
「神さま、お母さんてどんな人?」
「与えるのだ…たとえこの世の命が尽きて天国にいても我が子のために祈り全てを与え続ける…それが母だ」
幼かった頃の私も、30歳を過ぎてへ再びこの映画を見た私もこの言葉が心に残っている。あなたのお母さんはどんな人だろう… .