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ザリガニの話

2021.09.26

陸の釣りを沖から行う? クロダイ『ボート落とし込み釣り』の魅力とは ...ザリガニと言えば今ではあの真っ赤な「アメリカザリガニ」と皆思うだろう。私が小学生くらいまで関東地方の川越を中心に流れる小河川と言わず池や沼にはまだ絶滅寸前の「二ホンザリガニ」がいた。小型で全身が青みがかったグレーでオスではアメリカザリガニの半分くらいの大きさだったろうか....繁殖力と体力に勝るアメリカザリガニに生存競争で敗れ喰われて行った。

...という訳で、現在は伊豆は伊東の水田が残っている「池」地区にいるのは大きなアメリカザリガニばかりになった。ここには「ザリガニ橋」と名付けられた用水路上の小さな橋があり5月の連休くらいから地元の小学生がザリガニ獲りに夢中になる。

仕掛は簡単そのものだ。ルアー用の使い古した竿でも海のハゼシロギス用のロッドでもイイ。なければ2mくらいの竹や木の枝でもかまわない。これに安いナイロンの道糸...小学生などタコ糸を長めにつける。エサはその辺で掘ったミミズ、家で捨てるサカナのアラでいいが最もpopularなのは「イカゲソ」。

水が澄んでいればザリガニが巣穴から出てきてハサミでエサを捕まえるのが見える。濁っていたらたるんでいた道糸が急に「ピン!」と張ったり運が良ければザリガニ特有の「アタリ」を竿先に感じられる。

ゆっくり上げよう。早く上げると水面から出るときに浮力の分の重さが増して異常を感じたザリガニがエサを離してしまう。

釣れたザリガニは、まあ小学生の男の子なら家の水槽で飼うだろうなぁ。ただし、飼うには毎日のエサと必ずの「水替え」を心に誓うこと。特に真夏に数日たったザリガニの水槽のニオイは強烈だ。吐き気をもようして体調が悪くなるくらいだから。

もともとがアメリカから明治時代に「ニジマス」の生き餌として輸入された。水質の清浄なアメリカ南部の湿地帯やメキシコでは湖・沼の淡水湖でのザリガニ漁がおこなわれている前日の午後にポイントに仕掛けた網を翌日の早朝に漁船が上げに行く。

獲れたザリガニはそのまま出荷され、地方のrestaurantで大鍋で煮られる。真っ赤にゆであがったザリガニをバリバリ素手で剝いて食べるのがロコ(現地風)。

綺麗に身を取って炒め物..にしたのがジャンバライヤと呼ばれる料理。Oahuで一度食べたがかなり美味しかった。昔のカーペンターズの歌に「ジャンバライヤ」があったっけ。

あと、不思議な想い出が一つ。

小1の梅雨時に父につれられて千葉の東京湾にそそぐ養老川の河口にハゼ釣りに行った。
その時に周囲の田んぼの用水路から上がって来た釣り人のオジサンたちが目に入った。

底が見えないくらいにバケツにいっぱい獲っていたのが「アメリカザリガニ」...
親父が「そのザリガニどうするの?」と訊くと「ああ。これね。クロダイ釣りの餌だよ」

実際にまだ水質汚染が進む前の東京湾のクロダイは河口によくいては、干潮~満潮に合わせてはかなり上流の汽水域まで元気よく泳いでいた。

クロダイほど地方の特性によって千差万別の釣り方があるのも珍しい。清水港のサナギのだんご釣りや、真夏の西湘海岸では夜に忍び寄ってくるクロダイが何と「スイカ」で釣れる。

ちなみにアメリカザリガニは英語で crow fish
ジャンバライヤは jambalayaと書く。Creole(クレオール)文化の影響が強い。



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