進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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「一人も脱出できなかった!」
2021.09.01
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圧倒的な軍事力の急激な減少....は時の政権が危うくなり、げんかいに達すれば政権は逃げ出して政府は消滅、国は亡びる。
日本が肩入れして植民地であった「満洲国」が昭和20年の8月15日に崩壊してから、現地に暮していた日本人、開拓義勇団がどれほどの犠牲を払いながら帰国したか...ソ連軍の攻撃、現地中国人による殺戮・略奪・日本女子への凌辱..その生き残りのみ敦賀に帰って来た。
ヴェトナム戦争に敗れた米軍の撤退の時、大混乱のサイゴンから民間の活動をしていたアメリカ人、アメリカ大使館で働いていたアメリカ人をアメリカ政府は現地の米軍...最終的には米海兵隊に命じて全力を傾けて救出した。
今回の歴史に残る脱出劇のところはアフガニスタンのカブール空港。脱出するのは西側のNPO・NGO・その他の民間人。各国の開始館員とその家族だった。
アメリカ軍の撤退はあまりに急だった。
8月19日のTV会談でアメリカのバイデン大統領は「アフガニスタンにいるアメリカ人の最後の一人が脱出するまで米軍は撤収しない」と明言した。多くの視聴者のアメリカ人は安心しただろう...
実際はどうか?
アメリカ:「8月31日までに米軍撤退」が徹底された結果.....数百人のアメリカ人がアフ
ガニスタンに残されたまま撤収。
日 本: 政府・防衛省からの命令で「派遣した自衛隊機・関連要員は撤収帰国せよ」
日本大使館関係者は脱出者はない。自衛隊機は離陸、撤収した。大使館員で
はない日本人が一人自衛隊機で脱出したのみ。
滅びゆく国からの脱出・撤退とは個人の悲しみや絶望などお構いなしに押し寄せる「悲惨さ」そのものだ。