進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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成績を上げるには
2021.05.27
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あるとあらゆる批判を覚悟で言おう。
「勉強以外のすべてをやめること」しかない。短い間でイイ。
しかし、数年の長きにわたってとか受験が終るまでなんて言わない。せめて試験の2週間くらい前からでよい。勉強以外の「友人との長話・ライン・ゲーム・部活の運動・TV・その他すべての趣味」を試験が終わるまで我慢しよう。
決してムリでも残酷でもない。期間限定の生活パターンを「勉強中心」に堅固な意思を持って変えることだ。
中学生の段階でこのくらいの自己コントロールができないなら、勉強などもう今日からやめた方がイイ。自分が将来までツライだけだ。人間イヤなことは続かない。
いろいろなことが差別なくそれこそ条件さえそろえば平等に手に入る世の中になったが、ただ一つだけそうはいかないモノがある。
それが勉強(学問の世界)。
生れによらず出身によらず、親の財力にもよらない依怙贔屓のない唯一平等な世界だ。その故にスポーツの世界以上の熾烈な競争があることを考えたほうがよい。
くどいようだが、ピアノでもサッカーでも..自分が一番好きなことを目いっぱいやってしまって、その残りでやっと勉強するのでは結果は目に見えている。
塾や予備校に通っていても意味がない。徐々にか、或いは急速に成績は落ちてくる。
もともと、まずまずの学業成績だった子はこれが耐えられない。
真面目で努力家だから...勉強がわからなくなって行く自分を許せないのである。
だんだん表情は暗くなって行く。かつてはわからなくてもじっくり取り組むファイトがあったが、こうなるとできる子の「答え」をうつすだけになって行く。
精神的に追い詰められた状態になって行くのであろう。不安と悲しみを忘れるためにますます自分の一番好きなこと(多くは部活)にだけ打ち込んでいく。
しかし中学に限って言えば、大好きな部活も早ければ7月、遅くとも8月には終了して9月からは半年間の受験の時期に入る。
その時にどうしようもない悩みが始まる...少しでもそうならないためには是非とも心掛けてほしい。
勉強が一番大事と心に刻んでほしい。
試験の2週間前からは勉強中心の生活をすること(一番やりたいことは停止)。
強引なようだけれど、私はこの方法で大学を出るまでの試験を乗り切って来た。私自身は決して優秀な人間ではない。自分にとってより高いステージに上がるためには、何かをあきらめるかガマンするしかないと思う。
何も我慢せず、自分のやりたいことだけ頑張る生徒を数多く見て来た。そのほとんどが、やがて成績で悩み、進学進路で大いに悩んでいた。
ほんの少しの間でいいのだ。勉強だけに集中して、気休めにも他のことは忘れる...ただそれだけの自己コントロールができるかどうかで人生は「ガラっ」と変わる。