進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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コロナの陰で..
2021.05.19
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どうしてついこの間の1962年まで日本領と自国の海図にもしっかり印刷していたものが急に自国領だ。間違いなく中国領土だと言えるのか?
そう、尖閣諸島の話である。
調べてみると興味深いことが分かる。この年に尖閣諸島付近の海底から埋蔵された原油や鉱山資源が発見されていた。自国の利益になるとわかれば時間をかけ...じりじりと領土・領海を掠め取るそれがかの国の戦法だ。
最近のインドと中国の国境での小競り合いを見ても、インドの国境警備隊を奇襲しては数十人を殺害する。怒ったインド軍が兵力を増強して反撃すると...国境を5㎞侵略していたなら4㎞分を撤退する。1㎞分は居座って国土の拡大を図る。
今の政治情勢や中国の内政を見てもわからないが、歴史的に中国をもう一度調べてみよう。
春秋時代の国内戦国時代のあと隋・唐・漢の時には国内を統一し「中華帝国」になっていた。国内を統一すれば必ず目は外国を見る。
特に中国がみる統治力の限界線はすべてが地の果ての「辺境」である。この異民族と接する辺境の線を中国は「国境」とは考えていない。
それは中国と接する異民族との力のbalanceによって決まる未知数である...と彼らは考えている。中国の内政が整い、軍事力の増大が可能なら比例して「国境もひろがる」とするのが彼らの論理だ。
だから古代の漢帝国の武帝の時代に伸びきった辺境の限界線まで、当然自分たちのものでそこが国境と考えている。
彼らは沖縄を沖縄と決して呼ばない。
「沖縄」とは明治時代に政策によって日本本土の「沖縄県」に編入された事実を認めることになるからだ。
未だに中国は沖縄を「琉球」と呼ぶ。ここに彼らの深謀遠慮があることを考えなくては沖縄すら将来失うことになるだろう。
太平洋戦争(実は大東亜戦争)の敗戦により沖縄は米軍による直接統治されることになった。事実1945~1972年までの27年間の長きにわたり沖縄は異民族のAmericanによる支配を受けた。
本土の我々はこの時期に沖縄が負担し我慢していた米軍関係の事件+不利益を確認し、わがこととして受け入れなければ沖縄の人たちの心に負ったキズに永遠に気が付かないだろう。
ゆえに、沖縄には「反米」「反日」の火種が今もくすぶっているのだ。
膨張する中国にとって太平洋に進出したいとき、一番ネックになるのは「沖縄」だ。
そこには戦後のAmerica政府の政策と日米安保条約により在日米軍が存在する。沖縄はある意味、中国が太平洋に出ることを抑制する「防波堤」なのだ。
中国は決してバカではない。
沖縄県民の本土政府に対する不信感、日米安保による米軍の沖縄駐留により生じる事件、について反日+反米を煽るために大学には留学生を、visaを取って現地で働く、日本人と婚姻により日本国籍の取得..と考えらえる以上の全てを導入して沖縄を日本本土からもAmericaからも引き離そうと全力を投入している。
その根拠が凄い。琉球は江戸時代まで中国(当時の清王朝)に朝貢し貢物を送ってきたから、冊封の関係でありいわば中国領の一部を琉球王に統治させていたのだ...と言う。
中国の考える現代戦は決して軍の衝突だけではない。相手の国へありとあらゆる手法で食い込んで行き、自国に有利な社会情勢を時間をかけて醸成し、国政さえも議員への絶対わからぬ利益供与によって中国有利に...少なくとも不利にならぬよう働きを強めている。
自民党の中の親中議員の大物を見れば誰にもわかるだろう。
沖縄だけではない....本土の国立大学・国立高専にどうしてあんなに中国(中華人民共和国)からの国費留学生がいるのか?
彼らは留学生の身分によって専攻科目の教授・教員の研究室に入り、大学のPCで可能なすべての情報にaccessできることはご存じだったろうか。
日本の大手企業も同様である。
毎日、机を並べて仕事をしている同僚の社員の中に必ず中国人はいないだろうか?
国籍は中華人民共和国だが、日本の大学を出ているし日本語も堪能だ。
その辺の大卒の日本人の若者よりよほど仕事ができる....
会社のためにどれだけ働いてくれるか?
採用人事はただそれだけだ.....人種・国籍・宗教・政治的信条がどうであろうと、会社に利益をもたらしてくれるかどうか、できまる。
以下は彼らの本国から出ていて、海外にいる中華人民共和国の国籍をもつすべての人間に従う義務を明示しているので、ご一読いただきたい。
「中国が2010年に施行した国防動員法によって、日本にいる中国人が動員されることを忘れてはならない。この法律によって、日本にいる中国人が立ち上がる義務を負わされているからである。 日本には技能実習生や留学生などを含む若者約50万人がいる。一部は来日前に「礼儀作法」という名目で人民解放軍の指導を受けているとされる」
また、北海道から沖縄までの日本の至る所の土地や山林が中国系資本で買い漁られているが、立ち入り禁止等も多く、行政当局による実態把握が行われていない。
「外国人による土地所有に関する法律」が昔からあるが効力ナシ。自衛隊の基地・空港周辺の土地の売買だけでも外国人(99.9%は中国人だ)による土地取得を制限しようとする法律を作ろうとしたのは当然だったが、自民党のこの法案に全力を挙げて反対したのは公明党だったことを皆さんはご存じだったか?
言いたくないけれど、中国(実際には中共)の力がここまで及んでいようとは思わなかった。
終わりに...
中国の世界制覇にかける夢と努力には脱帽だが、そのワナにかかったと自覚できる人間はまだ幸いだ。
多く大部分の日本人は「国政だのコロナさえも自分には関係ない」「今をどう楽しもうか?」「自分はどれだけカネをもらえるのか?」....という目の前の損得だけに目を奪われてはいないか。
これこそ中国..中国共産党が日本に撒いた「毒麦」だ。
PS:学ばなければすべてを奪われる。「モノ・カネ・今だけ・自分だけ....」を押し進めている目に見えない力はどこから来ているのかを本気で考えるかどうかはアナタ次第だ。