進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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意外なアメリカ人-その1-
2021.05.01
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いつも楽しそうでpartyとお祝い好き...そんなimageをAmericanにいだいてはいないだろうか。間違いではない。彼らの全体像としてはその傾向が強い。
ご存じのようにアメリカは移民の結果できた。もとはアイルランド・イギリス本国からの移民が中心だったから日本人の多くは金髪で青い目の大柄な人種を想像するがそれはごく一部だ。
他民族・他宗教...の様々な肌の色の人種が混じって一つのアメリカという国をつくっている。彼らが一番気を使うのは誤解・分裂・内部崩壊だ。
国だけでなく、会社、友人関係、家族の全てについて痛々しいほど気を使っている。
それがfriendlyな雰囲気やAmerican全部がparty大好きのような性格なのではないかと思うくらい...そう概算すれば週に一回くらいpartyだ。
ただ、明るさや相手・周囲とfriendlyであることのウラには同時に「愛情・友情・友好」を具体的な目に見える形であらわさなければ不安だ..という悲しみがある。
だから、彼らは家庭を大事にする。子供の運動会とかピアノの発表会に父親が行くと約束しながら行かなかったら大変な家庭騒動に発展する。子供からすれば「どんなに忙しくてもパパは来てくれる。自分は大事にされている!」と言う愛情の確認なのである。
'...as you know, Dad didn't come to my piano concert. '
' ...Oh, can't believe it. Is that so...?'
なんてことになる。たったこれだけ(?)で父権も父親への信頼は吹っ飛んでしまう。
では頻繁に開かれるpartyはどうか?
Charityや政治の選挙がらみの場合を除いて純粋に、友人の何かのお祝いのpartyに限定しよう。
まず「招かれたか、招かれなかったか」で友人の自分への友情の有無が、また招かれたが「行った、行かなかった」で友はこちらの心を読む。
ちなみにAmericanがあなたを「今度、ウチで軽くlunchでもどう?」と言ってくれたなら最大の友情によるものと思ってよい。自宅のありのままを見せて一切の壁を取り去って友対友の...言わば着飾らない本当の姿で付き合おうと言うこれ以上がない言葉だ。
絶対に断ってはダメだ。
彼らはどんなに高級料亭に招かれようとなんとも思わない。それより、自分と「はだか」の付き合いをしてくれるのか?に価値を見出す。
一席10万円の料亭より、一枚のホットケーキ(英語のpan-cake)を焦げ付きながらだしてくれるほうに彼らは価値を置くのである。
アナタが付き合いがあったAmericanが駐日大使でも企業の大物でなくても..いやもしそうであっても同じだ。心と心の通じ合う対応をすること。英語が不完全でもよい、相手はこちらを外国人と考えているから大丈夫。単語を並べるだけだって構わない。
アメリカ人の心の中は寂しさでいっぱいだ。寂しさだけでなく外地の日本にあっては大きな不安もある。
...to be continued 続きは明日以降に。