進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
-
夜来香...
2021.04.27
-
私か私より前の世代の方は「イェーライシャン」という言葉を聞いた瞬間にピーンと来るなら本物である。
大陸の戦闘は...点と線を結ぶ占領は成功したが、細部にわたるまでの占領統治までには至らず...そんな中での中国女性と日本陸軍軍人との恋を描いたのが「夜来香」であった。
私の伯父(2番目)は軍属として当時の中華民国山東省チンタオに終戦まで居を構えていた。伯父から学ぶところは実に多かった。
軍属と言うのは今の若い世代には理解が難しいだろう。軍人でもなく、民間人でありながら日本の国策に応じて働く日本人と考えれば間違いないだろう。
伯父は三菱商事の社員として中国大陸で銅や鉄などの軍需物資を軍のために調達する仕事をしていた。
飛行機から投下される爆弾は一瞬で死んでしまうから、それは運命だ。
でも耳をかすめる小銃弾や機関銃弾ほど怖いものはない...と伯父は言った。
そんな中国国民党と日本軍の軍事力でようやく均衡が保たれている...地方都市。
そこで将来に結ばれることを夢にも見られない男女の恋。
そこで歌われた唄が「夜来香」だった。
PCの検索で一度は聴いてみてはいかがだろう。