進学セミナー西川塾　城星教室 / 十足教室　　　　 | 日記 | 中国の進出

尖閣諸島問題とコロナがなければ誰も話題にすらしなかったろう。

初めにお断りしておくが、私はこの世に中国は2つ存在すると考えて来た。今もなおその思いは強い。

巨大な貿易の利を最優先に考える国は義務教育の教科書で「中国は一つ」「大陸の共産党中国が中国」「台湾は国ではない」と記述する。公立学校の教師はこの点を明言せず生徒には「ボカして」教える。日本がそれだ。

皆さんは台湾をどうお考えだろう？

太平洋戦争（大東亜戦争）が終結して日本が大陸から撤退して間もなく「国共内戦」が始まった。中国大陸の覇権をめぐっての「国民党vs.共産党」の内戦である。

敗れた国民党の蔣介石は清王朝に伝わる国宝、覇権を象徴する（日本で言う三種の神器）に等しい宝物を持って台湾に逃れた。

そして建国したのが「中華民国」である。台湾は地理的な名称に過ぎず決して国名ではない。台湾（中華民国）は明治時代から日本領であり日本は本土からの貴重な税金をつかって、教育・医療・水道・港湾や道路を整備してきた。この故に親日の度合いが強い。

一方で大陸をわが手におさめた共産党の中国はどうか？

かつては中国共産党を略して「中共」と言ったものだが、この用語は何故か今の日本政府の（NHKもか）放送コードに引っかかるらしく遂にはパソコンの変換も難しくなった。

14億人の巨大な中国の人口は同時に国交が継続できれば「巨大な商業市場」のマーケットである。言葉はよくないが「中国のご機嫌」を損ねなければ貿易で稼げるのだ。

その故に、日本はガマンを重ねて来た。皆さんも、かつて中国人観光客が大挙して来日し、各地で国宝の毀損、自然環境の破壊、地域住民との確執を生じたことは記憶に新しいだろうと思う。

そのウラにある...彼らの傍若無人なふるまいにゴーサインを与えていたのは「オマエたちは小日本だ。アメリカがいなければ何もできない属国だ。貿易で儲けさせてやってるんだからこのくらいはガマンして当然だ！」という彼らなりの大国意識ではなかったか。

かわって出現し全世界に多くの犠牲者と大混乱を生んだのがコロナウィルスだ。中国の武漢で発生したことは確かなのに、適切な初期対応を行わず事実の隠蔽工作を北京政府が行った結果はどうなったか。

第一次大戦の戦死者より多くの人間がコロナにより命を落としたではないか。この事実にも中国は道義的責任すら感じない。それどころか、アメリカ特殊部隊が武漢にウイルスを散布したと当時は言い、今では輸入の海産冷凍食品がコロナウィルスに汚染されていた。
中国こそ最大の被害国だ...と主張している。

コロナの少し前からだったか、中国は古代～中世までに関わった「南シナ海」の島・浅瀬などのいわゆる「島嶼」の破線をつないだ線を「九段線」（Nine dash line)として主張し始めた。

国際司法裁判所はこの中共政府の主張を「無効」と裁定したが、現実問題として中国は後に引かない。

トランプ大統領が言っていた' Make America Great Again ! ' に近いスローガンを今の中国は持っている。

それは「中国の栄光を取り戻そう....隋や唐のころのように！」というものだ。

米中のスローガンの対決が今....外交と軍事のせめぎあいとなって具体化しているのだ。

場所は沖縄~南シナ海。

この期に及んでもなお、親中の政治家がいるのは驚きだ。ソ連が崩壊したあと、今の中国にマルクスレーニン主義の具体例を捜したいのか....単純に対中貿易の利を失いたくないのか？

中共は「貿易の利」をエサにぶら下げながら南シナ海~沖縄の占領を狙っている。

北海道の10%が中共資本に買い占められている事実はご存じだろうか？その「外国人・法人による土地取得」を可能にしている立法を押し進める政治家ないしは政治勢力が今の日本に現実問題として存在する。

だれもその事実を追及せず知ろうともしないが、気が付いたら日本が親米から親中にくらがえして皆が中共の赤バッジを胸につけているかも知れない。

いや...笑いごとではない。

昭和20（1945）年の敗戦のあと、進駐軍の前にきのうまで「鬼畜米英」「守れ大東亜共栄圏！」と叫んでいた日本人はどうなったか？！

「私たちは日本軍閥に騙されていた被害者です」「進駐軍は日本に真の平和をもたらす解放軍です」....となったではないか。

よくも恥ずかしくないものだ。

しかし、これが「占領勢力のなかで生き残る」日本なりの生き方ではあったろう。

米軍撤退....となれば日本を取り巻く情勢がどう変わるか...想像に難くない。

その想像すらバカなmediaに封殺されているのが現状だ。

会社・企業....いや大学の研究室にさえ中共国籍の人間がいないだろうか？

そこに誰も危機感と不安を感じないなら終わりだ。

今の日本は平和憲法と共にあと50年を経ずして消滅するだろう。