進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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「ボウズ」になっても...
2021.03.07
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誤解なきようお願いしたい。決して今の自分がこの世に愛想をつかして僧侶になるわけではない。
「ボウズ」は釣りの業界用語で...つるつるの意。すなわち「ナニも釣れなかった」ことを意味する。
昨日は例の「キアジ」を釣ろうと中学の時の旧友と計画をたてて意気込んで沖へ出たが..
ダメ....旧友も自分も「チビカサゴ」のみ。
アジの「ア」の字もないじゃないか!
魚探にも映らないなんてひどいじゃないか。
私の父の時代から釣れるかどうかは...「1.場所 2.エサ 3.仕掛け」と言った。
これは半世紀50年が過ぎても同じだと思う。
だいたい海水温が13℃だったからなぁ。
他の魚種は知らないが、海水温13℃はアジ釣りには低い。
オマケに昨日は透明度の高い「澄潮」だった。
アジは目がイイから潮が澄んでいるときは不利。
アジも瞬間に、こちらの釣りの仕掛けを見ている。
「オマエね...これでオレを釣ろうっていうの?」
旧友Y君の手前もあり、何とかアジの釣行を伸ばしたいと思ったが、とにかく行く先々の海の中......魚探に反応なし。サカナがいないんだから仕方ない。
どんなに「コマセ」を振っても、細い仕掛にかえたところで釣れない。
いないサカナに努力するのはむなしい。
でも...夕日沈む駿河湾を眺めて....しばし沈思黙考する。
父と半世紀以上前に行った、東京湾....観音崎....城ヶ島.....利根川河口の銚子...などいくらでも「何も釣れない日々」はあった。
それで、イイんだ....。
いつもいつも大漁だつたらきっと何の思い出さえも残らなかったろう。
Some time they win....other time they loose.
That's life.
時には勝つ.....また、時には敗れる。
それが人生だよ。
いつも「勝つこと」ばかりの話をする人間を警戒せよ。
これは家康の遺訓でもある。
いつも自慢と人の批判しかしない人ってなんだろう....