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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

淡島のありがたさ

2021.03.04

いつも釣りをする時に切っても切れないのが「淡島」。駿河湾のまた奥「奥駿河湾」に位置するが、もしこれがなかったら景色景観は大きく変わったろうと思う。

記録によれば奈良時代から荒天時の船の避難場所だった。これは今より船体も脆弱な木造船で風力・人力が頼りの沿岸航法の時代の話だから、海が荒れ強風で危険になると間に合えば湾の奥へ。より緊急なら小さくてもよいから岬や島の「風裏」に逃げ込んだと思われる。

「風裏(かぜうら)」とは風の陰になる岬や島の反対側のこと。

Awa Island from Mount Hottanjo.JPG島の東側。陸との間は狭い海峡。

淡島北側の沿岸。淡島ホテルが物標。

フネ....特に小型船舶は風や波に弱いからこの点では古代や中世のフネと大差ない。

いつも風の方向と風速は気になる。海では風で波ができる。そして風の来る方向から波が来る。さらに、海面を吹く風の距離が長ければ長いほど波は高くなる。

アジ釣りとは言えこの点は絶対に無視できない。

あと、地域や海域特有の気象・海象があるから要注意だ。これはスポット天気予報でもわからない。

特に注意したいのは...地元の海の関係者なら誰でも知っているが、江の浦の出口の湾口から淡島までの海域はいつも「海がワルイ」。

これは業界用語だが...荒天とは言えないまでも周囲に比べて波が高く、風が強くあたるくらいの意味。

淡島ホテルの前まで行くとホッとする。ここで一息ついて、風向きでどこの漁場?に当日の釣りをするかを判断する。

以上が「淡島の航海上の重要性」である。

次に実際の「釣り・漁場のありがたさ」を述べてみたい。

まず写真の実際の島の斜面の角度を見ていただきたい。陸の地形はほぼそのままの角度で海に落ち込んでいる。

淡島の急斜面は「急深の海底斜面」となって駿河湾の深海とつながっていると考えて概ね正解である。実際の海図を見ると本格的にガクッと深くなるのは大瀬崎沖からだが、大瀬崎までの海域は浅くなったり深くなったりvariationに富んだ海でこれが多種のサカナを育てている。

淡島は「岸から石を投げれば水深100m」と言われる。まあどこかのマリーナのコマーシャルだけれどあながちウソではない。沿岸から50m離れて70~80mの深さは魚探で確認できる。

そして深海と淡島の沿岸までの「海の坂道」をサカナは往復している。タチウオはその良い例。夜明けの陽が射すと50mくらいで釣れていたタチウオは一斉に深海へ消える。

自分がいつも狙うのはアジの中でも瀬付きのキアジ。刺身・タタキ...何にしても美味しい。

キアジは淡島周りの水深30~40mの潮通しのよい根の周りにいる。






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