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北方領土は返るか?

2021.02.15

今日のnewsで、日本とロシアの懸念事項である「北方領土の返還」についてプーチン大統領は憲法の範囲で考えるという公式声明を出した。

ロシア連邦は...ご存じだろうか、つい最近に憲法の改正を行ったばかりだ。新憲法によれば、国土が減少する「国境画定作業や交渉」は一切しない。

従って、最早ロシア連邦と日本政府が話し合いで返還の条件を考えるどころか、返還そのものの可能性がゼロになったという事実上の未来・将来にわたる交渉の拒否を意味する。

以下は私が知る限りの歴史事実である。

太平洋戦争末期に一方的に国際条約である日ソ不可侵を破棄して、北方領土へなだれ込んできた。停戦し武装解除を待っていた日本軍守備隊が居留民避難のための時間稼ぎで応戦し全滅して行った。樺太では最後まで電話交換業務にあたっていた日本人女子交換手がソ連兵の辱めを受けないようあらかじめ用意していた青酸カリで全員自決。

その後75年間に多くの移民がウラジオストックから海を越えて島々に移り住んだ。さらには旧ソ連が軍事基地を樺太・千島列島(これが本当の北方領土の呼称だ)に建設、軍民一体となって不法占領し日本への返還を拒んでいる。

あまつさえ、シベリア開発のために日本の投資と最新技術を喉から手が出るほど欲している現在のロシア連邦は歯舞・色丹の2島返還の可能性をちらつかせては「交渉のカード」にしている。樺太・千島列島に父祖が眠る旧島民の墓参にしても特別許可を出すことさえ日本への恩着せがましい態度ではないか。

言いたくはないが、彼らはその昔に絶対に負けるはずのない日露戦争に敗れたことを今だに屈辱と記憶している。

旧海軍航空隊だった西川の伯父は赤坂で偶然にソ連大使館員と飲んだ....伯父は右翼ではないが愛国者だ。意気投合したが、伯父は「お前らは火事場泥棒みたいなマネをして樺太と千島列島を盗ったんだ!すぐにも返せ!」と。

Russian...笑いながら「西川さん、もう一度日露戦争やりましょう。また日本が勝ったら返すかもしれません」と堪能な日本語で言ったそうだ。

伯父「一喜(私の名)、よく覚えておけよ。戦争に負けるとはこういうことだ..」

日本人は極楽とんぼだ...かつてのAmericanよりもはるかに。自分の損得と楽しみ、せいぜい家族・子供の進学くらいしか考えないではないか。

戦争に勝っても、負けても自分や相手への考察も分析もしない。しないから本当に有効な対策がわからない。

戦後に「勝つか負けるか」の2極構造でしか考えない思考の今の日本人を生んだのはこの辺りに原因がありそうだ。趣味の釣りでさえ「勝ち負け」で一喜一憂する人がいる。

そんなだもの....命がけで「不凍港と南下政策」を守るために国の命運をかけて来たロシアから北方領土を取り返すことは同じく国の命運をかけるくらいの気概がなければかなわないだろう。

一度は北海道の知床峠にまで行って、目の前に見える国後島と択捉島を見るといいだろう。伊豆で言ったら大島くらいのところにクナシリが見える。

それでも何も思わないなら、日本人ではない。







 

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