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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

通じない英語

2021.02.08

初めに言っておきたいことは「外国語は通じない」という事実である。

日本は陸地で他国と接していない内陸国だ....ということは命がけで海を渡らなければ外国と接点はなかった。また外国は命がけで海を越えて日本に来なければ日本人とも日本文化との出会いもまたなかった。

今の時代に英語学習を考えるときにこれを歴史的基盤としてとらえていなければ、あなたの英語学習に良いことはないだろう。

まず日本がそれまでの外国語学習は....中国語→オランダ語から江戸時代末期になってイギリス・アメリカの世界的脅威を知ったあとで「英語」に移ったのだった。

だから英語学習はどちらかと言うと新しい。庶民レベルでは明治中期くらいからの学習になるだろう。

当時は文明開化の日本。何としても「欧米諸国に追いつきたい!」ということ自体が国策だった。法律・医学・哲学においてトップレベルだったのがドイツ(プロイセン)だったから、こぞってドイツ語の学習に励んだ。

ドイツ語の学習には発音の便宜上カタカナで表記した。日本語にドイツ語の発音が存在しないんだから「近い音のカタカナ」で書いた。

これがのちの英語学習にも影響を与えた。

今でも私たちは「ドッグ」とか「ハウス」と書くが、それらは似た音ではあっても英語の音ではない。

いや、お読みの読者の方もこの部分を読んでさぞ不快に思われるだろう。

でも仕方ない....極論すれば「カタカナで書かれた英語は全部ウソ」であり通じない。

チョッと英語を学んだ日本人がカッコつけて使っているだけだ。

通じない「カタカナ英語」ほど始末におえないものはない。

これもまた極論かもしれないが、しっかり全部を日本語で言うか...全部を英語で言うかにすべきだろう。

実例を挙げるのも心がいたむ。

「ホットケーキ」

英語ならHOT CAKE(ホット・ケイク)になるだろうが、英語圏の人間には「なんでケーキを加熱するの?溶けてしまうよ!」との疑問を抱かせる。

英語なら' Pan Cake 'と言う。誰だこんな変な英語モドキを流行らせたのは?

「プラスアルファ」

その昔に渡米した日本人が野球の試合を見に行った。両チームの最後の点数はその瞬間にもわからない....から+X(プラスエックス)と書いてあったのを見間違った。Xがalpha
に見えたらしい。

「Motivation」

この言葉を「モチベーション」と発音するのが日本のathlete界の常識になってしまった。その結果、中学校の部活単位でも指導顧問が怒りながら言うようになってしまった語である。もし、生徒に言うなら「モウティベーション」と言っていただきたい。今の日本体育会の発音では絶対に通じません。

「ボリューミー」

如何にも英語に聞こえるが....この言葉は存在しない。敢えて使っている方たちに申し上げたい。Volumeの形容詞はラテン系のVoluminousしかない。今後どう選択されるかはご自身の価値観の問題。この語の存在しないことを知りつつ使うのは...いかがなものか。

「ムーディー」

まあ、前述の話とほぼ似ている。原語は....Moodなのだろうと推測する。しかし、これにyをつけて形容詞化すると意味が全然違ってしまう。

これは気が付きながら何も言わなかった英語教師や英語通訳の諸先生に申し上げたい。
Moodyは「気分がかわりやすい」「ふさぎこんだ」と言う意味になる。

全然違うじゃないか!

勝手に英語の形容詞を作るな....と言いたい。

どうせ学ぶなら、正しく学んではどうだろう。








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