進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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日中記者協定とは?
2021.01.29
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日中記者交換協定というものなのですが実はこれ、国と国との条約・協定ではない。
中共政府と日本のマスコミとの了解事項で、条件を飲まなかったら記者を中国に常駐させないよ、という脅し。
しかもその判断は全て中国に委ねられている、という一方的で圧倒的に中国側に有利な協定なのだから。
北京に支局を置きたい朝日、毎日、読売など新聞各社は黙ってこの条件に従う片務的な義務だけを負う。そして中国を批判する記事の掲載は絶対に許されない。
結果、私たちには中国に関する正確な情報が伝わらない。
日本人の中国に対する目はくらまされているのだ。
ウイグルやチベットに対して中国...いや具体的には中国共産党は一体何をしてきたか?
今なお、何をしているか?
殺戮・強奪・強姦...寺院の破壊・僧侶殺害・経典の焼却..目的は民族の抹殺だ。
この結果なお生存者を強制収容所に入れて銃を持った人民解放軍兵士に監視され、有刺鉄線の外には出られない。中共政府はこれを「中国語学習」と「職業訓練の設備」だと説明している。
その信じがたい抑圧と弾圧のニュースはすべて外電・外国メディアからしか入ってこない。14億人を相手にする莫大な貿易の利に目がくらむと人も企業も..いや国すらも真実に目をつぶるようになるから恐怖だ。
まして実際に中国共産党が自国の利になるような展開を目的に、日本国内の関係企業や政治家を取り込んで多額の利益供与をしていたらどうだろう。
こんどのオリンピックやGo to ...にさえも中国共産党の意をくんだ影響力を持つ日本人が多く介在している。しかも経済界や政界にかなりの力とpositionを持つ人たちだ。
いま何かヘンだな...と感じている人はかなり鋭い感性がある。
話は変わり失礼。
アメリカとは別の意味で中国には古代から「中華思想」というmanifest destenyがある。
ゆえに周辺弱小国を侵略しようと、東・南シナ海に漢帝国のころの進出線である「六段線」をひいてすべてが中国の海だ...と主張しても彼らにとっては当然に自然の「中国の発展の具体化」としか思わないのだ。
この思想面からのapproachを誰もしないのは何故だろう?
政治経済や国際評論家の話は国vs.国のpower gameの解説を聞くようで面白くない。
むしろ大学の歴史学科や東洋史の先生方の解説のほうが「何が今の中国にGoサインを与えるか?」という国民の皆が知りたいと思うことの根本の部分に応えてくれるのではないだろうか。
私は大学の初め2年は史学科にいたから、この「中華思想」と「覇権(パーチェン)」を指導教授について勉強できて本当に良かった。
1円にもならない知識がトンデモナイ時に役立つ。