進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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トランプ大統領支援 in 名古屋
2021.01.06
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Presidential election...昨年末の12月27日に名古屋でトランプ大統領を支援するデモがあった。もの凄い人出...参加者だ!
日本人のなかにアメリカ人と思しき外国人がポツポツと交じっているが驚いたのはその掲げている旗だった。
アメリカ国旗の星条旗(Stars And Stripes)だけでなく、日米安保の絆が強いことを主張したいのか「日の丸」に加えて...何と「軍艦旗」が数多く見られた。
でも右翼ではなさそうだ...
それは海上から昇る太陽をかたどった旗で、旧海軍艦艇にはすべて掲げていたから今でも「海軍旗」と言う人もいる。戦後の自衛隊では旧軍の伝統を最も強く受けている海上自衛隊の護衛艦には今も軍艦旗を掲げられていることはご存じだったろうか。韓国はココにも目を付けて軍国主義の復活だとか、韓国人の心を踏みにじる残酷な行為だと抗議してくることも。日本人の中にも彼ら以上に同調する勢力があるからたまらない。
参加者を見るとむろん若者が多く、中高年も交じっている。
孫と思われる青年に手を引かれて行進するおばあさんもいる...昔聞いた陸軍の混成旅団のような部隊編成である。
これは手ごわいぞ!
先頭には極めて元気な大学生らしい女性がラウドスピーカーのボリュームを目いっぱいに上げて叫ぶ「自由を守れ!」「中国のアメリカ乗っ取りを許すな!」「バイデンに騙されるな!」...何かに夢中になっている若者の姿は純粋そのものだ。
するとこれに合わせて後続のデモ隊が全く同じ内容を声を限りに叫ぶ。どこかの宗派の教会のお祈りに似ている。
デモ部隊の前後左右には警察官が多数出動....いやいや待てよ、一般警察だ。愛知県警が事前にデモの届け出を得て出張っている。機動隊ではなかったから一安心する。
しかし...私も歳だ。過去の幻が懐かしさを含んで蘇る。
半世紀以上前にこの社会現象というか英語で言う' phenomenon 'を東京にいて見た。
学生運動のヘルメットをかぶったデモ隊が火炎瓶を投げている..
あれは路上に落ちてガチャンと割れた瞬間に「ボッ!」と発火するから怖い。
私は港区高輪の中学2年生だった...朝の登校中のこと。
明治学院のフェンスの内側から外にいる機動隊に向かって火炎瓶が飛んでいく...ウワッ..オレの頭の上を飛び越えたじゃないか...「ボッ!」
機動隊員が叫ぶ「アブナイ!逃げろ!早く逃げなさい!」といったってどっちへ?!
成田空港建設反対のデモ隊も凄かった...当時、兄弟に大学生がいたりすると内部情報が回覧板のように伝わってくる。
中高生に「1日1万円のアルバイトが千葉であるんだけど土曜日の午後から日曜日に行かない?」「3食出すし往復はクルマだから安心だよ!」なんて言ってくる。今で言うなら5万円くらいか....
これがアメリカなら単なる傷害罪や凶器準備集合罪..公務執行妨害くらいでは済まない。
内乱罪とか究極には国家反逆罪で未成年者であろうとも武力で鎮圧され逮捕される。
私は行かなかったが、参加した友人は大学生のお兄さんが「過激派」だったから厚遇されたそうだ。火炎瓶を1本投げるごとに1000円の割り増し金が出たとか..
長い話になってしまったが、その時と同じ「ニオイ」がした。
渋谷駅で声を限りにハンドマイクを握りしめてさけんでいた大学生を思い出す。
日本時間の明日1月7日...アメリカの東部時間では6日にいよいよ最終的な大統領選挙をどう裁定されるかわかるだろう。ペンス氏が憲法上の全権限を持つのだから外国人のわれわれには何も言う資格はない。
いずれにしても日本でこれほど人気があることを知ったらトランプ大統領は悪い気はしないだろう。
他国の政治には干渉しないことだ。