進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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マスク...
2020.12.16
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もうずいぶん前になるが私が地元の高校で教えていた時、ALTと職員室で隣の机だったから休み時間になるとお互いに思うことを遠慮なく話すようにになった。
ある冬の日に彼がこう言った。
「アメリカがクリスマス休暇に入って両親がボクのところへ滞在しているんだ。いろいろ訊かれて答えられないことが多くて困ッテマス..」
私が例えば何が...?と尋ねると。
「なぜ日本人はあんなに多くの人がマスクをしているのか?失礼だけれど自分には異様に見える」と父は言うんだよ。
解説すれば、今はコロナの関係で外出時にマスクをすることが「当たり前」になり、どこかの店に入るときには義務となっている。でも17年前の当時を思い出して頂きたい。
冬になるとインフルエンザ予防のために都市部では通勤通学の時に「マスク」をしている姿は散見されたけれど、少なくとも社会的な「義務」ではなかった。
あのころ「マスクをした日本人」がモスクワで警察に不審尋問され、当局に何か重要な伝染病の患者と危惧されて保安的拘束され、安全のため一時的に強制入院させられたことなどがニュースになったことを思い出す。
冬のインフルエンザ流行の時にマスクをする日本人の姿が世界的には「何かヘン」「そこまでする必要があるの?」「...異常」と思われていた。
県立高校ALTの彼が父親にこう話す場に私もいたからその思い出は今風に言うなら強烈なevidenseとなった。
以下
American 父...
" I'm wondering they(Japanese)must have difficulties when they wear the masks...(日本人はマスクをしていて不自由は感じないんだろうか?)"
ALT 息子.....
" They pull down the mask when they talk ...and eat something.(誰かと話したり何かを食べるときにはマスクを下におろすのです)"
The conversation is just between American father and his son.
そのやり取りはアメリカ人の父親と来日して県立高にALTとして勤務する息子とのごく普通のやり取りの会話だった。
和魂洋才....日本人の魂を持ちながら西洋(?)を見るのはこれほど苦しいことか。
それは「マスク」というたった一つの物理的要素によっ二分された日本と世界だった。
今はどうだろうか......
Covid-19・China Virus・Corona Virus....と表記は異なっても世界は等しく同じ「中華人民共和国 武漢市」で発生確認されたVirus(ヴィールス)によって第三次世界大戦が起こった以上の死者を出している。
繰り返すが「戦争より死者が多い?」って何だろう。
純粋に基本的にこれを疑問に思わずにmediaの言う通りを信じているなら...やがて真実は闇に葬られたまま終わる。
唯一にして確実な予防は「手洗い・うがい」+「外出を避ける・3密を避ける」しかない。これはコロナ以前にとっくに確認されていた方法ではなかったか。
かつてマスクは冬になると日常生活・通勤・通学の往復でごく普通に日本では着用されてきたが、今ではほとんど全世界で毎日着用されるようになった。
日本人のマスク姿を「異様だ」と言っていた諸外国...特にアメリカやヨーロッパ各国は今どう思っているんだろうか?