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進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室     の日記

Boeing 747

2020.07.13


初めてのHawaiiに乗ったB-747-400(ハイテク・ジャンボ)

本当に想い出が多くつまった飛行機だ....海外旅行では40年前に初めて行った当時の英領Hong Kongへはトライスター機だったから、以後は航空会社は違っても乗った飛行機はすべてB-747だったことになる。

とにかくcapacityがとてつもなく大きい機で500人以上の乗客を搭乗させられる機材は1970年代からの海外旅行ブームを日本にもたらせた。

実例として「憧れのハワイ航路」ではないが、戦後から高度成長期を経てもまだまだ家族でHawaii旅行なんて考えられなかった1960年代。これがちょっと我慢して貯金すれば庶民でも可能にしたのが俗称ジャンボ・ジェットと呼ばれたB-747だった。さらに飛行機と宿泊先のホテルをセットにしたJAL-Pack(ジャルパック)がこの路線を推し進めたから楽しい日本の時代でもあった。

信頼性のある機種は今でもB-747以上の機種を知らない。
御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機以外に大きな事故は聞いたことがない。あれは台湾で着陸の際に「尻もち事故」を起こしたのちの「ボーイング社の修理ミス」が原因とされているが....

日本人としては少々複雑な思いだが、日本各地を先の大戦で爆撃したB-29...やがてヴェトナム戦争でインドシナ半島を爆撃したB-52...それらの軍用爆撃機のノウハウを取り入れて民間航空用に転用してできたのがB-747のジャンボジェットだったのだ。

4発のエンジンだって75年前のB-29に使っていた「プラット アンド ホイットニー社製」の改良型エンジンだ。これは軍用機のB-52の転用だったから信頼性はあったがpower重視で燃費が悪かった。

これを改良し燃費のいいエンジンに載せ替え、さらに空力抵抗を減らす翼端の「ウィング・レット」にしたのが「ハイテク ジャンボ」と呼ばれたB-747-400。

もはや機械的な事故はまず起きることはあり得ないといわれるほどに改良を重ねたB-747だったが、アメリカのボーイング社に対抗してヨーロッパ数国が技術協力して開発したエアバスA-380型機が「低燃費・低騒音・整備性の良さ」を売り物に大ヒット。

今では旅客機タイプのB-747も747-400型も日本の空から引退してしまった。

現在飛んでいるのは貨物型に改造したB-747-8の貨物機だけである。
何とも寂しいが、飛行機にも滞空時間以外の経済情勢や政治情勢が複雑にからむ「寿命」があるから仕方ない。
ジャンボ機の写真






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