進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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星の砂....
2020.05.10
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star sand (星の砂).....
しばらく辛気臭い肩の凝るような話題ばかりだったので、少しは夢のある話をしよう。
「星の砂」という言葉を聞いたことはないだろうか。英語ではそのまま..star sandというからもしかしたら英語の方が先でその直訳が「星の砂」なのかもしれない。
子供のころに初めて見たときには「きっとサンゴ礁がうまい具合に砕けてこういうかたちになるんだろう」と思ったことを思い出す。
本州や九州でも見たことはなく、南西諸島・沖縄本島と周辺の小島で見つかる。
このあたりの海は亜熱帯暖かい海だ。そして海岸はサンゴ礁の砕けてできた美しい白い砂浜である。
島の沖はぐるりとサンゴ礁に囲まれていて、沿岸のサンゴ砂の砂浜からサンゴ礁までは水深3~5mくらいの浅い波静かな浅海域が広がっている。
よくダイビングの初心者が熱帯の海水魚と戯れて遊ぶにはもってこいの環境である...そうHawaii Oahu島の懐かしいハナウマ湾などはまさにこの典型だ。
星の砂はこういう波静かな亜熱帯の透明度の高い海でしか見られない。まあ淡水で言ったらミジンコのような水棲の小動物の「殻」である。
なんでも生きているときは海水中を泳ぐらしい...やがて死んでしまうと有機体の体は自然になくなり「殻」だけが残るそうだ。
沖縄では観光客に「お土産」で瓶や袋に詰めて売っている。
自分の体験では沖縄の南部の砂浜には何故か見つからず、北部の美ら海水族館のある名護や本部(もとぶ)半島、そして恩納村(おんなそん)の人気のないようなサンゴの砂浜で見つかる。
短時間でたくさん採りたいとなると周辺の島々に連絡船で行く。これは那覇港から毎日定期的に出ているから利用するとよい。
でもこのstar sand(星の砂)は本土の人間が想像しているより遥かに小さい。砂浜のできるだけ波打ち際で人差し指に少しずつ乗せて「サンゴ砂」と「星の砂」を選別しながら探すのだが、なぜか自分には「砂金探し」に似ているように思えた。
China virusが収まったら一人で行ってみたい。