進学セミナー西川塾 城星教室 / 十足教室 の日記
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お誘い...
2020.04.23
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塾をやっていると様々な話がくる。
投資(カネなんかないよ..)、ウチの教材を使ってくれませんか(公文式とECC)など。
あと最近になって変わった依頼がくるようになった....
その一つは日本語学校の講師依頼だった。
「フィリピンからきている実習生に現場で使える日本語の指導をお願いしたいんです」
「スミマセン..私は高校までの英語教員免許ですから国語の免許はないですよ」
「あ..それは構いません。外国人に日本語の指導をして下さる熱意の問題です!」
....と来た。熱意と言ったって実際に外国人に日本語を教えるカリキュラムを2年学んでもいない。どうやら「国語教員免許」と外国人に日本語を教える民間の「日本語教師」の資格とは別ものらしい。
時間給はやたらに「高額」だから目がくらむ...
家族に相談すると「コロナでみんなが自粛しているときに3密の仕事を選ぶなんて信じられない!」のだそうである。
米軍からのお誘いなんてもっと凄い....手取り月収50~75万円。帰省するごとに往復の旅費も出る...でもなぁ...絶対にこの手の話にはウラがある。
勤務の場所は最短で横須賀の米海軍基地、次に座間の陸軍基地..空軍「横田基地」だが、最悪は青森県の三沢基地か瀬戸内海の岩国基地かもしれない。
つい先日鬼籍にはいった伯父に知れたら「オマエ、進駐軍の手先になるのか!」ときつく叱られるだろう。
で...これもダメ。
次にくる...offerは「大手塾の講師」と「家庭教師」になる。
でも時給は2000円くらい。教材の準備をして
県立高校の非常勤講師の話もあるが時給2700円。静岡県庁の教育委員会に登録すると欠員があったときに電話がかかってくる。ただ県内のどこの高校になるかまったくわからない。私立高校になれば高校ごとにまったく異なる労働(教育)環境でイチかバチか教えてみなければわからない。
何か時給の話ばかりで罪深さを感じるけれど世のほとんどの人が知らない教育界の現実。
このなかで一番自分の意見・ワガママが通るのは「家庭教師」。manualや本部の指示はあるが授業そのものには誰も介入できないから。
結局、塾のほかに英文の翻訳やライター(writer)まで行かないが頼まれた文章書きをいまのままポツポツとやっていくのが確かだなぁ....
コロナのあと教育の世界もすっかり様変わりすることだろう。