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イースター...って?

2020.04.12

今日はイースターだ。

タマゴは生命復活の象徴。

簡単に言えばキリスト教のクリスマスとならぶ祝日で英語では' Easter 'と言う。
クリスマスもイースターも ' Christmas  Easter 'と大文字で書く固有名詞で人名や地名と同じ扱いであるところに大きな意味がある。

もともとキリスト教の信仰もつ家族か友人でもいない限り日本ではなじみのない言葉だ。
文学好きな方はロシア文学のなかで「それはイースターのあと2週間くらいしてからのことだった..」のように季節を表す意味の語として扱われてきたことに気づいているかもしれない。

Easterはキリスト教信仰のなかにある「キリストの復活」を表し祝うので日本語では古くから「復活祭」と訳されてきた。

最近の中学の英語教科書にEasterが登場して驚いたが、英語圏の人間とのかかわりあいがグンと増えてきたし何と言ってもALTのほとんどは宗派は違ってもクリスチャンだから、生徒が理解できない語があると困る...必要は発明の母だ。

大丈夫...教科書の中では欧米キリスト教圏の「大きな祝日」とだけ英語と日本語での説明がありよく新憲法の趣旨を守って宗教的な教義の説明は何もない。

欧米でわずかでも暮らすと感じることは「寒くて乾燥気味」の天候であること。

この点日本が「温暖で雨の多い湿潤な気候」の地域であることとはまるで対をなすかのようだ。

そしてとくにヨーロッパの冬は本当に長く寒い。どれだけ人々が「光輝く暖かな日」を待ち焦がれているか...われわれ日本人には想像もつかない。

大昔の地中海世界を2000年間支配したローマ帝国ではキリスト教を国教とするまで長い間「多神教」であった。その時に「春分の日を過ぎると昼の時間が少しずつ長くなり春がやってくる」ことから「春分の日を祝う」習慣が根付いていた。

ミラノ勅令によってやがてキリスト教がローマ国教となったときに「キリストの復活」を祝う日となった。

「闇から光」「冬から春」に移る希望の日はまさにキリストの復活を祝う日にふさわしいと考えられたのだろう。

キリスト教会のカレンダーでは年間の祝日を定めているが、これが一般の方にはわかりにくい。

簡単に言うなら祝日にはChristmasのように12月25日と決まった「固定の祝日」があり、一方ではある条件によって動く「移動祝日」がある。

Easterはまさに後者の移動する祝日である。

そのEasterが決まる定義は....

「春分の日の後に来る満月から見て初めての主日(日曜日)」とされている。

それが今日...4月12日になる。

みなさん、イースターおめでとうございます。
Happy Easter  !


イースター・バニーの画像

Easter Bunny brings ' Easter Eggs'.

何故かイースターエッグは野ウサギが運んでくると信じられている。
この日、教会では綺麗に色を塗られたたくさんのイースターエッグをつくる。
そしてchurch yardのどこかにタマゴがかくしてあり、子供たちが探す。

これを' Egg Hunting 'と言って今の中学英語教科書に説明がある。

子供たちが神父さまや大人の信徒に尋ねる...「タマゴはどこ?」
「さあね...きっとウサギ(rabbitでなくhare)が隠したんだろう。

このやり取りをするのが西欧キリスト教圏の楽しい伝統なのだ。

PS:
  残念ながらCovid-19のコロナウィルスのため、カトリック教会ではローマ法王から
  私の属するアングリカン(英国教会)においては各教区の主教から「イースター礼拝
  は通常の教会での礼拝を取りやめるので信徒は自宅にて心静かに祈りを捧げるよう    
  に」という通達があった。

  テレワークと言うが「テレイースター」と言うのは生まれて初めてである....
      こんなに大事な日に自宅でお祈り...とは江戸時代の禁教令のような思いだ。

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